道老施協主催の施設長研究セミナーが、ホテルポールスター(札幌市)で本日開催されています。全道各地から230名を超える施設長等の管理者が参加しました。

セミナーでは、目前に迫った介護保険報酬改定の最新情報を中心に、制度動向やモデル事業の地域人材活用の実践報告が行われています。

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●中央情勢報告「現場の声が制度をつくる」

公益社団法人全国老人福祉施設協議会理事・統括幹事

北海道老人福祉施設協議会会長

講師 瀬戸 正嗣 氏

 

6年振りのプラス改訂となった介護報酬改定に全国老施協が行ったアプローチについての詳細と、報酬改定の速報として、介護老人福祉施設と在宅関連サービスの報酬単価のポイントなどの解説がありました。

 

●実践報告「地域人材を活用した労働環境改善促進事業」

報告者 モデル事業実施3事業所

特別養護老人ホーム月寒あさがおの郷 施設長 一柳 規雄

特別養護老人ホームぬくもりの郷 施設長 笹岡 新二

北海道リハビリテーションセンター特養部 施設長代理 清水 隆広

 

北海道補助事業として行われた、介護職員の労働環境改善と地域人材活用を目的とする当該事業の実践報告。いずれの事業所においても介護職の業務負担軽減や、福祉への意識が高い地域住民(主にシニア)が介護のアシスタントを担うことが出来ていました。費用や育成、有償ボランティアとの違いなど様々な課題もありましたが、総じて評価の高い報告でした。

 

 

●行政説明「平成30年度介護報酬改定に向けて」

厚生労働省老健局高齢者支援課長

説明者 武井 佐代里

 

経営実態調査等の介護報酬改定の検討におけるプロセスと、介護老人福祉施設を中心に新しく新設・変更された加算等について詳細な説明があった。配置医や看取り、機能訓練など医療専門職関連の加算が特徴的でした。

 

●講義「平成30年度介護報酬改定と介護の質評価に関する考察」

~10年後も地域で勝ち残るための、次の一手がわかる!~

東洋大学生活支援学科准教授

講師:高野 龍昭

 

国が推し進める地域包括ケアシステムの構築における事業所の地域戦略と、超高齢社会に向けた地域づくりの視点についての講演。制度動向を考えると、先送りになったアウトカム評価や要介護2以下の軽介護者の地域総合支援移行など、積み残された課題への意識も重要な将来展望の要素となるのではないかと助言があった。

 

 

広報委員のひとりごと…

 介護報酬のプラス改定に、ひとまずほっとしました。医療やリハビリとの連携も大切、自立も勿論大事なのですが、アウトカムで測れないQOLや幸福度も介護の専門性です。介護を提供する側も、受ける側も“お互いが笑顔”になれるサービスと地域をつくっていくこと、これもひとつの共生社会の姿なのではないでしょうか。

 

広報委員 市川