平成28年度養護老人ホーム勉強会は、時折小雪がちらつくここ札幌で全道各地から64名の参加をいただき本日から開催されております。
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 はじめに、北海道老人福祉施設協議会津田副会長、養護老人ホーム検討委員会原田委員長より、養護老人ホーム独自の研修は年一回、多くの成果を持ちかえって欲しいという期待の開会挨拶をいただき、研究発表から二日間の日程がスタートいたしました。

 研究発表は、社会福祉法人旭川盲人福祉センター養護盲老人ホーム旭光園 竹下尚志様、梶原美紀様から『触法者の受け入れについて』地域定着センターとの連携をテーマに報告。矯正施設を退所するAさんが犯罪に至った経緯から入所後家族とのトラブルも予想され、入所までの流れ(地域定着センターや弁護士との関わり・職員の不安の解消)、入所後の支援体制(弁護士による金銭管理・警察との連携・地域定着センターのフォロー)について説明。入所後三ヶ月を過ぎた頃から他者への過干渉・介入でトラブルが続発。職員はトラブルメーカーとしての先入観、本人はなんで私ばっかり等という思いのすれ違いで、トラブルは収まらず、その後Aさんが長期入院し、他入居者と距離がさらにでき、本人もマイナス思考へ。気分転換としてデイサービスの利用を開始、そのことで自分を認めてくれる場所ができ、入居者との関係にも変化がみられ現在はトラブルがなく過ごされている経過を説明。この事例を通して、触法者が前面に出て、職員が特別な目で見ていて、Aさんの人となりを見ていなかった。今後は当たり前のことが当たり前にできるよう支援していきたいと締めくくられた。
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 1日目後半は、あらかじめ希望テーマを選択していただいていた12グループ(1グループ5~6名)に分かれてグループワークを行いました。
1.精神疾患への関わり方について
              (4グループ)
2.重度化・認知症について(2グループ)
3.経営・制度について(2グループ)
4.他職種との連携について(1グループ)
5.施設での取り組みについての現状と課題
              (1グループ)
6.困難事例について(虐待触法身元保証)
              (2グループ)
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メンバー同士は時間の経過とともに和気あいあいと、日頃の仕事の悩みなども交えながら白熱した話し合いとなり、グループごとにまとめを報告し1日目を終了いたしました。

 勉強会終了後は、希望者のみではありますが別室にて情報交換会(39名参加)が予定されております。同じ志を持つ仲間との出会いを大切に明日の勉強会も有意義なものになることを期待しています。

広報委員 村山