③よりつづき。

・復旧に向けて  ~ 最終章 ~

                      
<9月2日(支援3日目)>
1   週末のボランティア受け入れに関して、回答を頂く。
 1) 9月3日に、旭川福祉専門学校より学生45名と教員7名の、合計52名  
    のボランティアが来る回答があり。
 2) 上川管内老施協 各施設より支援ボラの派遣ありと。9月3日が60名、
    9月4日が25名。 清掃等に必要なウェス(大・小)や各備品の持参もお願
       いした。

  2 午前中より、昨日受入れ先が決まった避難先施設に、残りの利用者39名の移送を、4施設の車輛と職員で実施した。
(受入れ先施設名)BlogPaint
北の峯ハイツ、養護 富良野市寿光園、
GHほがらか、老健 ふらの、スマイルふらの関係施設、 ふくしあ、美瑛慈光会施設、上富良野ラベンダーハイツ、中富良野 こぶし園、東神楽町アゼリアハイツ、
さらさ富良野、上富良野 GHホープ、
GHふれあいふらの、富良野協会病院。

 また、昨日確認した支援物資の調達の他、災害救援車として福祉車両を1台、美瑛慈光会から貸出し。館内設備に関する修理業者や車輛関係に関して、伊藤園長と協働で手配し、厨房を初め少しづつ機能が復旧し始めてきた。

3 消毒および清掃に関する備品が揃い、一味園スタッフと北の峯スタッフ、
    および当日来園頂いた有志ボラと本格的な清掃作業を実施。
一味園居室   泥取り清掃中一味園玄関ホール清掃居室泥取り後、備品汚れふき取り
一味園廊下   泥取り後
 汚泥に覆われていた館内が、徐々に戻っていった。

4 支援金の要請について。
   道北ブロック老施協会員80施設に対し、緊急支援物資の資金並びに被災
     した職員等への見舞金のため、支援金の呼びかけを行った。

<9月3日(支援4日目)>
 午前10時、旭川福祉専門学校 52名、上川管内を中心に老施協関係 60名、その他、病院・医療外郭団体、個人ボラなど、合計120名が参集。
BlogPaint旭川福専ボラ終了式29月3日 廊下水蕗3回塩素で消毒後、からぶき仕上げ 特養とデイの館内・設備・備品の清掃消毒作業、また支援物資の移動・搬送等を実施した。
その他、施設周囲の汚泥や流木等の除去作業を実施。今日1日で、かなりの作業が終了した。
また、北海道社会福祉協議会 忍関部長が現地入り。今後の支援内容等について相談協議をした後、支援活動にも参加された。

<9月4日(支援5日目)>
 午前10時、管内施設32名の他、遠方から介護施設や障がい者施設、NPOやボラ外郭団体並びに個人ボラが来園され、合計63名のボランティアが集合した。
ボラ終了     菊地副会長あいさつ 昨日に続き、館内清掃消毒等および施設周辺の汚泥除去作業を実施。
 本日で概ね全体作業の大半が終了した。

 

<9月5日(支援6日目)>

 午後2時、道北ブロック 杉野会長、上川管内 菊地・谷越 両副会長、美瑛慈光園、北の峯ハイツ(富良野あさひ郷)、並びに上川総合振興局より4名が一味園に集まり、現時点までの復旧確認と、老施協の今後の支援についての会議を開催。
 杉野会長と伊藤園長より、これまでの経過概要を報告後、伊藤園長と北の峯ハイツ福永施設長より現状等について、確認と報告を実施。施設機能もボイラーと車両以外、ほぼ機能を回復。当面の必要物資も十分あり、館内の清掃消毒もほぼ終了したと。その後の協議にて、老施協が一味園に赴き直接的な支援作業は一旦終了する事となり、今後何か必要な事があれば都度支援を行う事となった。

<現在の一味園について(9月14日 現在)>
1 心配されていたボイラーも1基は稼働中。2基目および配電盤も9月16日に
 修理完了予定
2 福祉車両について。法人内の障がい者施設より、乗用車を1台譲渡。
 また愛別 いこいの里「あい」より、冬季前まで1台無償貸与された。
 また美瑛慈光園で調査した福祉車両の中古車を1台購入し、9月16日納車
 予定。
 老施協支援分として現在リースしている福祉車両は、同日引き下げる。
 11月以降、福祉車両が不足するため、軽自動車の福祉車両(中古)購入を
 現在検討している。
3 避難先の施設に毎日一味園看護師が順次訪問し、利用者の健康状態を
 受け入れ先スタッフと確認し合い、健康管理をしている。
 現在の処、被災による入院者はいなく、落ち着いているとのこと。利用者の
 家族にも状況を報告し、安心されている。
4 着の身着のままで受け入れ施設に避難したため、利用者が最低限必要な
 物品(衣類他)がない状況だった。受入れ後、各施設と一味園スタッフが協
 力し、個々の対応を実施している。  
5 一味園も復旧作業が落ち着いてきたこともあり、男性スタッフは同法人の障
 がい者施設(隣接)に応援に行っている。
6 現場スタッフも交代で休養を取る事ができ、9月14日 午後より順次、利用者
 を一味園に戻られている。以後9月末迄には、避難している全ての利用者が
 一味園に戻られる予定。
 
<最後に....>
 台風10号により甚大な被害に見舞われ、一時は全ての機能を失った一味園。しかし職員の思いとたゆまない努力と行動、そして老施協の組織力と行動力と共に、多くの仲間たちの暖かい支援を、被災後まもなく受けることができた事もあって、速やかに利用者の安全を確保でき、そして被災後割と早い期間で、施設の機能がおおむね回復を迎える事ができた。そして周囲の予想より早く、利用者が一味園に戻る事ができそうな状況になった処である。

 しかし、一味園が受けた台風による被災の爪痕は、まだすべて解決した訳ではない。今回、一味園が受けた被災額は数千万円に上ると予想され、今後の法人運営に大きな課題となっている。
 また、私たちも今回の自然災害を通じ、これまで抱いていた自然災害への考え方を改め、自分たちの施設の環境がどうなのか今一度再確認し、災害予防と対策に努めなければならない事を教えられた。


 報告者 北海道老人福祉協議会 広報委員会