8月20日から2日間にわたり行われました、
第35回老人福祉施設研究発表会2日目、
濱島 しのぶ 様による講演についてご報告します。

『~一般ビジネスマナーの8割が使えない!~
 介護現場の “接遇” 使えていますか?』
 
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濱島 しのぶ 様
(株)しのコーポレーション代表。
元・ANA株式会社客室乗務員、全日空サービス接遇委員会プロジェクトメンバーの経歴を持ち、退社後は介護現場の経験なしでは、接遇を指導できないとの思いから、本格的な介護の道に進み、介護職員の接遇のみならず全般的な教育にご尽力されています。

実践を中心に自ら体験する事で感じられる、利用者様の気持ち、非言語コミュニケーションの重要性についての視点から、接遇マナーのご講義を頂きました。

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いくつか挙げられたお題を、いかに言葉を使わずに相手に伝える事ができるか。言葉を使わずに相手に伝わるようにするために、どこに意識が向いていくのか。言葉をあえて使わず、お互いが五感を通じてできるコミュニケーションを体験する事により、言葉は重要であるものの、それ以上に心(非言語)を通じ合わせた時の喜びを学ぶ事ができました。

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お互いが共感し、心が通じ合えた時にはハイタッチで喜びを表現することで、一体感が生まれるとともに、共感してくれる人がいる事の喜びや安心感を実感しました。


濱島 様 からは、私たちは相手に『何を言ったのか』ではなく『何が伝わったのか』に、もっと意識する事が利用者様への接遇において重要であるとのお言葉がありました。日々、謙虚に接しているつもりであっても、それが利用者様をはじめとする相手にどのように伝わっているのか、改めて考えさせられる講義内容でした。

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1時間半という時間があっという間に過ぎ、終始笑顔の飛び交う、とてもためになり、とても楽しい時間となりました。


広報委員 三田