第2分科会は、「個別ケア」「ケア向上の取組」をテーマに5施設から下記の内容で報告をいただきました。


1.「いきいきと暮らしていただくために」特別養護老人ホーム上士幌すずらん荘 大江まゆみさん

 脳梗塞の後遺症があり生活面で消極的となっていた利用者に対し、自宅でも行っていた趣味が出来るよう職員が共通認識をもって働きかけを行っていったプロセスを発表。この事例を通じ本人がやりたいことを引き出し叶えていくことで利用者が変わっていく事を実感。今後も日々の気付きを大切に利用者と向き合っていきたいと話されていた。


2.「個別ケア向上への取り組み」ユニット型特別養護老人ホームえさし荘 
石田 裕子さんの発表

 オムツ外し委員会を発足。委員会の方向性で迷いながらも、より快適に過ごしていただくために一人一人の排泄支援の見直しを軸に活動してきたプロセスを事例を交えて紹介。このプロセスを通じ、したいと思った時にトイレで排泄することの意味をあらためて考えさせられ、これからもご本人の気持ちを尊重し安心して排泄出きる環境作りと対応を続けていきたいと話されていた。


3.「今できるQOL向上を目指して」特別養護老人ホーム百花苑 古瀬 綾美さん

 問題点や課題を解決する事がQOL向上であると考え個別マッサージ等に取り組んでいたが利用者の表情は変わらず、職員のQOLのとらえ方について考え直す機会となった事例について発表。利用者がQOLを感じるためには、その可能性を、選択肢をもってどこまで広げられるかが重要であり、それを左右するのは職員を含めた「今」の環境であることに気がつくことができたと話されていた。


4.「選ばれる施設を目指して!ケアの向上の取組」地域密着型特別養護老人ホーム恵望園 はなえにわ 大山 茉希さん ・ 吉田 圭さん

  
 施設の立て替えをきっかけに、従来提供されていた一律のサービスから、個別に情報を抽出してサービスを提供する形へ変更したことで見えてきた変化などについて事例を交えながら発表。快適な暮らしのサポートには、様々な手法や角度から情報を抽出し、日常のケアに活用することで、利用者の生活の中に笑顔が多くなり、ご家族の安心感が高まることで、地域から選ばれる施設になるよう取り組んでいきたいと話されていた。


5.「老年期精神疾患の看護を通じて」介護老人保健施設 クリアコート千歳
如澤 学さん

 カンフォータブル・ケアの基本テクニックを対象に合わせて意識的に使っていくことの重要性について事例を用い発表。テクニックを知っていてもどの利用者にも同じ使い方ではなく、個を意識する・しないとでは効果に大きな差が出てくる、職員が共通の知識を持つよう研修等で深めていきたいと話されていた。
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 5施設ともこの発表に向けて準備も大変だったと思います。どの発表もとても貴重で参加者も今後参考にできる部分も多かったように思います。お疲れさまでした。


広報委員 村山