一日目午後からは、特別養護老人ホーム鷹栖さつき苑 波潟幸敏施設長により講義と演習。


 前半は、「新しい認知症介護の理念構築」と題して、理念の意義を改めて考え、リーダーとしてその理念を職場に浸透させる技術を身に付けていただく事を目的とした講義。個人ワークやグループワークなどを通し、受講者個人個人が自己や職場を振り返り、理念という軸を持つことがブレないリーダーを作り、チームケアの第一歩であるという学びに繋がる内容であった。

 後半は、「研修中の個人の課題設定を明確にする」講義。現在の職場の課題を個人ワークやグループワーク等で共有し、その課題と自分が考えるリーダー像を重ね合わせた上で、リーダーの役割や仕事を考える。そのプロセスを通し、求められるリーダー像と今の自分の姿のギャップを具体的に考え課題を明かにしていく内容であった。

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 最初は緊張もあったようですが、グループワーク等を重ね徐々に和やかな雰囲気になってきています。また、各施設のリーダーを対象とした研修であるため、グループワークなどの話し合いの場面では熱意や意識の高さを感じた初日の研修となりました。

明日以降も人材育成、チームケア、組織論などを軸に講義演習が続きます。
8日間の講義演習+3日間他施設実習+4週間職場実習と10月29日までの長丁場ではありますが、体調を崩さず41名全員が修了証を手に出来るよう頑張ってください。


広報委員のひとりごと

 認知症介護実践リーダー研修は、三ヶ月に渡る研修です。これだけのボリュームの研修、受講者本人も大変ではありますが、送り出す施設側もシフト、金銭面ともに大変であると考えます。介護報酬改定の関係で今年は当初の定員を上回っている背景もあるとは思いますが、認知症ケアの質やリーダが果たす役割がより重要視されている結果であると思います。また、リーダーは時に孤独になります、この研修で一緒に学んだ仲間が人的財産になるよう期待しています。

広報委員 村山