去る5月14日に、平成27年度道北地区老人福祉施設協議会 第1回定期総会が旭川ロワジールホテルにて開催された。

道北地区定期総会全体2前半は平成26年度ならびに平成27年度の事業および収支に係る決算と計画の他、各役員の退任と就任の説明が行われ、それぞれ議決された処である。
その後、この度の道北地区老施協 前副会長の 満保 和吉 様並びに五十嵐 貴彦 様のご退任にあたり当会から記念品が贈呈され、お二方の長年にわたる功績に対し、道北老施協 杉野会長様から謝辞が贈られた後、6期12年間務めて頂けた満保 前副会長 様よりお礼のお言葉を賜り、会場の出席者全員からお二方に感謝の気持ちを込めて、たくさんの暖かな拍手が贈られた。

後半は2つの講演があり、最初に道北地区老施協会長 杉野 勝美 様を講師に「今、社会福祉法人に求められていること」と題し、社会福祉法の一部改定に伴う、これからの社会福祉法人の組織改革と今後についての内容を講演された。
社会福祉法人への風当たりが厳しい昨今、私たちが行って来た地域貢献についても、これまで以上に目に見える具体的な形で、地域の様々なニーズに応えていく事が求められる事、更に法人組織の大きな変革についてポイントを説明。また法人の財務状況の情報開示についても、まだ全国で56%の法人しか開示されていない状況を指摘。財務状況を透明にすることが国や地域への信頼とそれに伴う風当たりの軽減に繋がっていく事を説明された。

2つ目の講義は、北海道老施協会長 瀬戸 雅嗣 様を講師に「社会福祉法人・施設を巡る状況」と題し、今回の介護保険の改定内容の解釈等についての講義が行われた。これまで厚労省から出されているQ&Aの内容の他、直接全国老施協から厚労省に確認して、得た回答等も合わせた内容であった。今回の報酬の大幅な減により、今後いかに地域や利用者のニーズに即した専門的なサービスを展開でき、それを加算取得に繋げていけるか、そして実はその事が今後各自治体で整備されていく地域包括ケアの中で、自法人の役割と意義の明確化に繋がることも指摘。今後のサービス展開についての助言と共に、皆さんの地域に必要とされる・期待される法人としてこれまで同様活動を続け、この難局を乗り越えれる様頑張ってほしいとエールを送られた。

総会後、瀬戸会長を囲んで懇親会が開催され、参加者により様々な情報交流等行われ、終始盛会であった。


   報告者 谷 越