2日目は、奈良県にある養護老人ホーム聖ヨゼフホーム施設長 平岡 毅 講師による『養護老人ホームにおける職員さんの立ち位置とまなざしについて!~明日からの支援・関わり・携わりどきへの学びとわかち~』がテーマの講義がありました。
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冒頭、前日から引き続きのグループに分かれて、【笑顔とうなずきの“60秒”のわかち!】と題し、5秒で自分の紹介(施設・職種・名前)、50秒で昨日の研修で学んだこと・印象に残ったことなどの感想、最後の5秒で一昨日食べた晩御飯の内容を相手に伝えるグループワークを行いました。
その中で聞く側の姿勢について、
【笑顔で大きくうなずくことが話し手に対して『聴いている』ことの意思表示になり話し手が話しやすくなる。
話しやすくなることによって話し手の言葉が流暢になり、カンファレンス時間の短縮に繋がり、忙しい業務の中でも施設内研修実施の時間を作ることができる。】
「今日は、日々忙しい業務の中で施設内研修の時間を捻出するための技法として、グループワークでの一人の持ち時間〔1分〕にこだわるよ。」との平岡先生の話を受け、参加者は〔1分〕を体内に刻み込むようにグループワークに参加していました。
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最後の平岡先生からの課題は、『100円玉・10円玉・5円玉の表裏を描いてみよう!』でした。
いつも見ている小銭。でもいざ描くとなると、「100円玉って何が描いてあったっけ?花?草?」「10円に建物描いてあった?平等院鳳凰堂?はどんな形??」「5円は穴空いてることしかわからない」と、各グループから声があがりました。平岡先生も参加者の描く小銭を見て「北海道って通貨違うの?まだ紙幣しか流通してない?」「それ平等院じゃないよ。犬小屋。」「5円は表も裏も穴空いてるから貫通させてね。」、なかなか難しいものでした。
「ほぼ毎日お会いしている利用者さんにも「○○さんのこと分かってるよ」と言ったことないですか?利用者さんは「あんたが私の何を知ってるの?」と思っていますよ。私たちは見ているようで見えていないことが多いです。」と、平岡先生。

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 「自分は対人援助の“専門職”であることの確認と把握と理解が不可欠であり、利用者の心の自立(自律)を支える援助、その人を知って、その人らしさを知り、【生きる】を丁寧に支えて欲しい。」と締めくくりました。



以上



追記

 以前掲載したタウンミーティングの記事の中でも「軽費老人ホームが話題に上がらない」と触れましたが、養護老人ホームも措置施設ということもあるのか地域住民はもとより自治体職員も制度を熟知した方が減少しているとのこと。

 全国老施協では、【措置控え・措置離れ・措置しぶり】を解消し必要な方に養護老人ホームを利用してもらえるよう、養護老人ホームのパンフレットを作成しています。どなたでもダウンロードできるようになっておりますので、ぜひご活用されることをお勧めします。
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北海道老施協 事務局