さて、研修も後半に入りました。
 
後半では、前半の講義を踏まえ、家族に「家に帰る」といって落ち着かない認知症の方の状態を、いかに的確に伝えられるかをお題とし、ケース討議を各小グループに分かれ実施。
検討1検討3発表2視点として、1)認知症と言う症状からの見方と、2)環境・パーソナリティの面からの見方からの説明内容と印象の違いを説明され、大切なことは、1)何のために、2)利用者の求めている事がわかるために、3)自分たちのやっている事がわかるために、これらがスタッフ間で共有理解できるよう、検討していく事をあげられた。

 その他、排泄ケアを行う上での排泄メカニズム、脳の働きやメカニズムと各種認知症との関連性についてや、例えば入浴に関する利用者の行動を例にその方の「できること」と「できないこと」を確認・細分化する事で、その方の自律に必要な支援方法が見いだせることの他、フランスの認知症ケア「ユマニチュード」について、映像で紹介された。

発表1 最後に、専門職の専門職たるゆえんとして、1)向上心、2)自分のキャリアに責任を持つ、3)専門知識を客観的に説明ができる、4)『ゆらぐ』感覚を持ち続ける事を上げ、福祉実践とは、知識や技術を学ぶだけではなく、何より「理想・理念」を実践する事であり、知識や技術はそれらを実現するための手段に過ぎない。そしてケアの判断基準は「理念・理想」であり、それがケアを考える物差しになる事を説明された。

ソーシャルワークの視点から、利用者への支援を考える視点や方法について学び、参加者の皆さんは 熱心にメモを取りながら傾聴されておりました。

1日目の研修が終了し、今回の研修担当施設であります 社会福祉法人 幌延福祉会 こざくら荘の皆さまの主催による交流会を開催。終始会場は熱くて厚い話しに盛り上がっておりました。

2日目は、担当施設 こざくら荘さまを見学。現場視察の中で当施設からの説明を受けながら、各位情報交換を行い自施設に持ち帰っておりました。

最後に、こざくら荘の皆さま。この度の研修の準備・開催に関し、本当にお疲れ様でした。


 =広報委員のひとりごと 

今から30年位前になろうか。時はバブル景気で沸き立っていた時代に健康ブームが起こり、当時健康の代名詞が“ビタミン”“ミネラル”“サプリメント”であった。
手軽に“健康補給”ができると受け止めた若者たちが、こぞってこういったサプリメントを手軽に使用し、都会ではブームにあやかり“ビタミンディスコ”(今でいう“クラブ”。更に昔なら“ゴーゴー”か)たるものまで現れた。
若者は、踊った後に疲労回復と健康増進と称し、そこに置いてある様々な種類のサプリメントを、お菓子を食べる様にぼりぼり食べていた。「これは薬じゃなく、栄養剤だから大丈夫」と。
しかし、そういった若者の中で体調不良を訴え病院にかかる者達が現れた。原因はビタミン等の過剰摂取であった。当時このコラムを読んだ私は、「そんなの、当たり前だろ。」と思っていたが、あらためてこの話のあちこちに様々な警鐘を感じる処である。

“良薬も、使い方次第では毒になる”


  広報委員 谷 越