10月9日と10日の2日間、道北地区老人福祉施設協議会の主催による「生活相談員・ケアマネージャー研修会」が開催されました。

最初に、道北地区老人杉野道北会長福祉施設協議会 会長 杉野 勝美 様よりご挨拶を頂いた後、基調報告として第6期介護保険改定をテーマとした講演をされた。 内容については、地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化についての他、大きく変容すると言われているデイサービスのサービス形態や予想される報酬の見通しについて説明。最後に社会福祉法人への課税の動きについて説明した後、厚労省の時期改正に係る審議の中で言われている事は、2,025年度を見据えて第6期計画を作る様に言われている事から、自分たちも今後、その地域で医療と介護に係る重要な位置づけとなる様に努めていかなければならない、と説明された。

保坂園長次に、ケアハウス藤花  施設長 保坂 昌知 さまを講師に招き「相談員・ケアマネから見た科学的介護」をテーマに研修が行われた。老施協が提唱する「科学的介護」実践を行う上でのポイントを説明。ケアの目的はその方の自律した生活実現であり、当然そのために利用者個々のアセスメントを行い、その客観的な状態像とご本人の思いをベースに、科学的知識や経験を基に手段を構築していくといった流れが基本である。しかし、実際には、その目的が良く見えず、結果手段の目的化が起こり、方法論にばかり関心が向いてしまったケースや、例えば「竹内理論」の様な科学的知識を、利用者個々のアセスメントを行わないまま、誰でも彼でも同じ内容で実践してしまうとか、目的意識が「このケアを皆にやらねばならない」といった使命感にすり替わってしまい、結果利用者の状況がさらに悪くなっていくと、いった陥りやすいリスク等について、ケースを交え紹介された。

議長決め その他、「ICFモデル」や「人と環境の交互作用」について、川村 隆彦 氏 が著作で紹介している、魚と汚れた池ときれいな池の話を例に上げ、“対象者のみを見てもだめ(相互作用)で、係る環境にも目を向け、改善していかなければ良い結果に導き出せない(交互作用)”と説明。
 また、ケア実践のための大事な確認ポイントとしては、利用者の1)心理状況、2)背景、3)できること、4)取り巻く環境、5)利用者や家族の認知・理解度、があり、これらのポイントについて説明された。

  広報委員 谷 越