後期研修3日目。保坂講師1今日は、ケアハウス藤花 施設長 保坂 昌知 さまを講師に招き、「事例演習展開のための講義」ならびに「チームケアのための事例演習」について行われました。
前半は、最初にチームとしてケアを展開するためには、何をどうすれば良いか、その発端となるものについて講義が進行。
“チーム”とは、単なる集団(=グループ)ではなく、同じ理念や目標に向かって協働しようとする姿勢と意欲を持った集団を言う。また複数の人間が集まると、一定のルールがないとうまく事が進まないため、意志や行動を調整するルールを持つ事が必要であり、それらをつなぐのが“コミュニケーション”である事を説明された。

また川喜多 二郎氏「チームワーク」の中から“work”と“labor”を紹介。  前者は、チームの中で自ら考え働く者を言い、後者はチームにぶら下がり、自ら考えず言われた事しかしない者を言う。また前者には達成感を得られる点から “楽しさ”を得られ、後者は何もない分、考えなくて良いから“楽(らく)”が得られる。しかし後者は訳すと“奴隷”と言う意味であり、職場を変える人も多い。

20 AM1-ZENNTAIその他、ものの捉え方一つでケアの内容が変わる事を、認知症の行動とそのケアについてを例に挙げ説明。例えば“家に帰る”といった訴えを   「認知機能の低下」から来る“(介護者にとっての)問題行動”と捉えれば、当然抑えるケア、カギをかけ閉じ込めるといったケアがなされるだろうし、逆にその方の昔の生活習慣から来るものといった「個人特性」「環境」から捉えると、抑えないケアへと展開されていく事例を紹介され、1)本人のニーズを捉える、2)職員間での目標の共有、3)職員相互の役割や機能を理解する、といった“チームケアの視点”を解説。
そして目標達成に向け周囲を巻き込みリードする、メンバーの力を引き出すといったリーダーの役割についての実践について、1)提案のテクニック、2)議論のテクニック、3)反論のテクニック等のポイントを紹介し説明されました。


  広報委員 谷 越