午後の後半には、業務マニュアル作成の演習を各班ごとに行いました。
介護業務には一見関係ないお題で、“お茶の入れ方について、のマニュアルつくり”
清水講師の説明に沿って各班のメンバー同士、和気藹々の中、お茶を美味しく入れる方法を検討。そして最後に模造紙へまとめた手順書を記載して、班ごとにプレゼンを実施しました。
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その後、清水講師の解説の中で、「飲食マニュアルには、必ず一番最初に“手を洗う”と“茶器等の備品と汚れの有無の確認”を入れなければならない。医療系の専門職が同じお題で実施した場合は、これらが手順書に記載されているが、介護職の場合は殆ど記されなかった。視点を変えて試すとこういった弱い所に気づかされる。」と説明。
また手順書で重要なのは、準備の段階が一番大事であり、仕事の8割は“段取り”であること。そして“発想と視点の転換”について、お茶は皆お湯で入れると決めてしまうが、実は水で時間をかけ入れたお茶の方が美味しい事を例に挙げ逆説から検証したり、複数の方の意見をきちんと聞く事で、多角的な視点と発想に繋がる事を説明された。

清水講師5最後に、「今日1日の研修の中で行った事例演習の際、皆さんはよく発言者の意見を聞いていたと思われる。そして色々な世代や職種、環境から集まった皆さん一人ひとりの意見を聞く事で自分とはまた違った見方や考え方がある事に気づかされ、また視野が広がる事に気づいたと思われる。」
「実は会議が面白く進む事や、また他職種がうまく連携を持って仕事をするためには、決して相手やその意見を否定せずに受けとめ、相手の話をよく聞き、そこから相手をよく理解することが大事。いい人材を育てる事やチームワークを築く上でも、大切な要因に繋がっていく。」と話しを締め、受講生の皆さんを激励されました。
この後、受講生の皆さんは、“学級委員長”のもと、自主的交流会を開催し、お互いのきずなを深められました。

  広報委員 谷 越