2日目の研修です。IMG_8263 本日のテーマは、食事、認知症、ターミナルケア、そしてケアプランとし、今日も3部構成で講義が進められました。食事では、口から食べることで生活が元気になる!重要性を学び、そこから体の構造を学びながら、食事をする上での良肢位と環境について、嚥下の為の3つの条件、受講生同士が互いに食事介助を行った上で、食事介助の良い方法・悪い方法等を説明。番外編で、車いす使用時の注意点や歩行介助について、IMG_8251更には100均グッツなどを活用したスキントラブル予防法などのプチ情報の紹介もありました。

認知症のテーマでは、認知症の発症原因と症状等を説明すると共に先生の体験談を実例としてあげ、ご本人やご家族の行動や気持ち等を紹介。介護士としての支援の視点と方法を説明されました。また長谷川式スケールの紹介と活用方法を説明するほか、日常関わる中で入居者の行動等で疑問符を投げ返るチェックポイントなども具体的な実例をもとに説明。
IMG_8248その他、正常な人の視点から見たアルツハイマー病の特徴と、罹患者自身の視点から見た説明(クリスティーン・ボーン氏)を紹介している、『豪ニューサウスウェールズ州アルツハイマー協会の手引き』の他、仏のイブ・ジネストとロゼット・マレスコッティにより開発された『ユマニチュード』の紹介をされました。
そして施設でのターミナルケアについてと、入居者等への支援の柱となるケアプランについても、現場体験を通じ説明。2日間という短い時間の中、大変多くの知識や情報を学び、受講生の皆さんも大変疲れたことと思いますが、持ち帰れたものも多かったかと思われます。
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受講生の皆さん、2日間本当にご苦労様でした。



~広報委員のひとりごと~

2日間の研修の中で、常に介護を受ける側の気持ちと介護する側の気持ちを体験談を通じ説明して、自分達はどうあるべきかをお話しされていた。
プロは感情を抑えて、客観的に知識と技術を駆使して業務を行う事ができる人を言う。だからプロは自分のサービスを商品として提供できる。様々な業界の新人研修で共通して言われる事である。
“作業”と“世話”と“介護”の違い。幾つキャリアを積んでも決して忘れてはならない事である。

 広報委員 谷越