午後からは、「認知症理論」を具体例に沿って学びました。それぞれに状況や行動、症状が違いますが、ポイントでもありましたように「何が原因なのか」を考え、原因が分かれば「予防」「治療」が出来る、ということ。認知症症状を6つのタイプ別に分け、きちんとアセスメントを行いその症状に合ったケアを行うことが重要である、と学びました。

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演習では「認知症高齢者のアセスメント・ケアチャート」を用い、11ケースの各事例について、タイプ別の判断や根拠は正しいか、プランの内容は良いか等、受講生全員で考えました。その過程ではあらゆることを想定して答えを導き出そうとしますが、ポイントにもあります「難しく考えず」と、竹内先生から助言がありました。

 

 今回の講習会では基本ケアを基に認知症ケアを学びましたが、次回以降は各自施設でのケースを検討する内容となっていくようです。最後に坂田先生より「宿題」について説明がありましたが、その内容としても「施設で一体となって取り組むもの」であることが伝わってきました。参加された施設職員の皆さまには、今後1年間を通して大変なこともあるかと思いますが、得られるものも大きいかと感じます。今後もこのブログを通して講習の様子をお伝えしていきます。

受講生の皆さま、大変お疲れ様でした。


~広報委員のひとりごと~

 「自立支援介護」4つの基本項目(おむつゼロの定義、水分11,500ml摂取、栄養11,500㎉摂取、歩行訓練)。日頃のケアの中では様々な疑問や困難な事例にチーム内で頭を悩ませることも少なくありません。今回の宿題にありましたFAQや、竹内先生の「難しく考えず」との言葉の中にヒントを得ることが出来ましたが、様々な角度から物事を捉えることは念頭にあれど、真正面から見ることを忘れがちになっていたように感じます。考え方は人それぞれ違いますが、あらゆる可能性を探る、その目的は何かを今一度、振り返る機会になりました。


   広報委員  遠藤