平成24年度全国老人福祉施設研究会議が平成25年2月27日~28日に名古屋市で全国から約2,500人の会員が集まり開催されました。

1日目の全大会ではこれからの介護保険制度、福祉施設、認知症ケアなどの展望や期待について講演が行われました。2日目の分科会発表では、こちらも内容の濃い180発表が行われました。北海道からも8月の研究発表会受賞者など多数の発表がありました。
IMG_1068

NHK福祉ネットワークキャスター町永俊雄氏は「認知症が拓く新時代~介護の力と、つながる社会」と題して、誰もが認知症になる時代、認知症になったら家族や地域社会はどう受け止めてくれるのか…というこれまでの現場の取材を通じて感じてきたことを講演されました。認知症は「あなたの問題は私の問題」であり、また東日本大震災の体験から「彼らの痛みは私の痛み」という当事者意識を多くの人が感じていることを取り上げ、「介護が支えるものはライフライン、ライフラインとは命、暮らし、人生であること」、そして「この社会のライフラインをつくるのが介護の力」と話されていました。どこか経済原理に埋没してしまった現代社会から、本来の人が人を慈しむ原理を、もう一度社会システムに組み込めるかどうかが問われており、「パーソンセンタードケア」から「パーソンセンタードソサエティ」への展開、それは医療、介護、地域、家族、それぞれがつながる社会の実現であると大変わかりやすく解説されていました。「認知症でも心は生きている」という言葉が印象に残りました。

広報委員 深沢