北海道老人福祉施設協議会広報委員会のブログ

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2016年07月

平成28年度 認知症介護実践リーダー研修②

 あいにくの雨模様となりましたここ札幌、研修2日目午前の講義の様子をお伝えします。

 昨日午後に引き続き特別養護老人ホーム鷹栖さつき苑 波潟幸敏施設長による「地域資源の活用と展開」と題して認知症介護のための組織論についての講義。

 まず暮らしを支えるため、より良くするために行っている各施設の取り組みについてグループ発表を行い、取り組みを共有。次に認知症の人のケア向上に必要と思われることとして、良いケアの提供・ニーズに応えるための制度外サービス・仲間づくりについて事例を用い解説され、実践者はケースに直面した時あきらめず、知恵を出し合ってすすめていくことが大切であると説明された。
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 高齢者の暮らしは制度や事業所だけでは豊かにはならない、住民の互助組織を事業所とともに作っていく必要があり、成功の鍵は、①事業所側の本気度・熱意、②仲間づくり、③手間を惜しまないことであると締めくくられた。

広報委員のひとりごと
認知症介護実践リーダー研修は、三ヶ月に渡る長いものです。この期間を同じ目標に向かってともに学ぶ仲間は一生の友になるのではないかと思います。老施協としては今回の受講生で第8期生とのこと。来年度からはカリキュラムが変わるとのこですが、仲間の輪が広がることを期待します。まだ始まったばかりですが、最後の報告会まで体調を崩さず頑張ってください。

広報委員 村山

平成28年度 道北地区老人福祉施設協議会 生活相談員・ケアマネージャー研修会 =その2=

kaijou後半では、人材育成と組織づくりに焦点を当て、さつき会で現在行われている体制やその内容について、以下のテーマに基づき説明がなされた。



<スタッフマネジメント編>

1 新人の不安を取り除くエルダー制度尾上部長2
2 現認職員をフォローアップする面談
   制度

3 基礎介護力の向上
  ① 基礎介護研修
  ② 介護過程の展開
4 無理なく計画的にすすめる年間計画
 の作成

  ① 課題の抽出
  ② 対応策の検討
  ③ スケジュール化(年間計画・時期と担当者)
  ④ 計画の確認と修正
5 リフレッシュ休暇 

この他、来年度に開設予定で現在さつき会と鷹栖町と共同で進められている、“サ公住とシルバーフィットネスセンター合築施設と運営プログラム”についての概要を紹介。参加者も、自施設で大変実用的な講義内容に、終始メモを取られていた。 

研修2日目は、本研修の担当施設である、特別養護老人ホーム苫前幸寿園とデイサービス(いきがい・介護保険。それぞれ別々に実施)を視察。
幸寿園説明1幸寿園説明2




石川施設長の「古きものの中に、新たな発見が見つかる」という言葉通り、自施設では実施していない取り組みについての説明を受け、見学中、意見や質問等が飛び交い、盛んに情報交流が行われていた。

最後に、今回の研修を担当されました、特別養護老人ホーム苫前幸寿園  
石川施設長さまを初めスタッフの皆様がた、本当にお疲れ様でした。 


広報委員のひとりごと

“ローマは一日にしてならず”

今回、尾上講師から多くの為になる情報を紹介頂いた。私たち聴衆は完成形ばかりに目が行ってしまうが、それ以上に素晴らしいのは、ここまで築き上げてきた波潟施設長を初めとするさつき会スタッフの、失敗しても決してあきらめない、常に自分たちが目指す3つのもの(施設・地域・職場)に向かって積み上げてきた努力とその成果であろう。形(ハード)をまねる事も有効だが、中身(スピリッツ・ソフト)もまねる事で、形を動かすものも熟成していく。今回尾上講師が説明されたものを作り上げてきた、スタッフの姿勢と努力にこそ、学ぶべく多くの要素があると思われた。

 広報委員 谷越
 

平成28年度 認知症介護実践リーダー研修①

 蒸し暑い日が続くここ札幌で本日より認知症介護実践リーダー研修が開催されています。
 
 認知症ケアの質の向上として改めて注目が高まっている本研修。今年度は参加者も昨年より増加し、35名定員のところ全道各地から47名の参加をいただきました。

 始まったばかりで緊張感のある研修初日午後、特別養護老人ホーム鷹栖さつき苑 波潟幸敏施設長の講義の様子をご紹介いたします。
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 前半は「新しい認知症介護の理念構築」と題して、理念の意義を改めて考え、リーダーとして、その理念を職場に浸透させる技術を身につけていただくことを目的とした講義。個人ワークやグループワークを通し、受講者個人個人が自己や職場を振り返り、理念という軸を持つことがブレないリーダーを作り、チームケアの第一歩であるという学びにつながる内容であった。
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 後半は「職場課題の明確化と研修自己課題の設定」、現在の職場の課題を個人ワークやグループワークで共有し、その課題と自分が考えるリーダー像を重ね合わせた上でリーダーの役割仕事を考える。そのプロセスを通し、求められるリーダー像と今の自分の姿のギャップを具体的に考え課題を明確にしていく講義でありました。

 時間の経過とともに笑顔があふれ、さすがは各施設のリーダーの参加者たち、意識の高さと熱意あふれる初日となりました。 

 広報委員 村山



 

平成28年度 道北地区老人福祉施設協議会 生活相談員・ケアマネージャー研修会 =その1=

7月21日・22日の2日間に渡り、苫前町にある“とままえ温泉ふわっと”にて、道北地区老人福祉施設協議会が主催する、生活相談員・ケアマネージャー研修会が開催された。
杉野会長
石川副会長
最初に、今回の道北地区老施協 杉野 勝美 会長さま、そして担当施設である、特別養護老人ホーム 苫前幸寿園 石川 裕一 施設長さまよりそれぞれ挨拶を頂いた。その中で、杉野会長より、“自分で仕事を考え、また上司や関係者に内容を理解してもらうため、色々工夫することをやるか否かで成長度合いに差が出て来る”事を指摘。“ぜひ、自分は施設において、色々考えマネジメントできる立場である事を認識し、将来に向けこれからも努めて下さい”と激励された。

次に、社会福祉法人さつき会 施設・在宅サービス部長 尾上 健介さまを講師に招き、『施設・在宅の重度化対応・重度化予防におけるケアマネジメントと相談員・ケアマネージャーの役割とチームづくり』と題し研修が行われた。

尾上部長1特養やデイなどは今後ますます心身の重度化や医療ニーズへの対応が求められ、重度化に強い“ケア力”、“チーム力”づくりが必要となってくる。これまでさつき会で作り上げてきたこれらの内容をベースに、重度化に強くなる体制づくりを“ケア編”“スタッフマネジメント編”の二つのテーマに分け説明された。なお前半の内容については以下の通り。
<ケア編>
1 重度化対応のポイント
 ① 総合的な視点からの状態把握⇒総合記録シートの説明と活用方法
    について、他。

 ② 基本情報からの状態予測
 ③ 他職種協働による予防的ケアの実践

2 安定したケアを提供するためのケアマネジメントサイクル
 ① 体調変化の兆しを捉えるラウンドとケアチェック
 ② ケアの検討と具体的な指示を出す申し送り
 ③ 毎月1回入居者全員のモニタリングとカンファレンス
 ④ ケアプランの随時更新⇒中身のある、手間が余りかからない、等。


 広報委員 谷越 

   
 

平成28年度 全道老人福祉施設研究大会が開催!=2日目=

研修2日目。本日の研修は 砂川市立病院 認知症疾患医療センター長 内海 久美子 先生を講師に招き、「認知症治療の現状と地域ネットワークの構築」と題し、講演が行われた。

内海先生毎年増加する認知症の数とその介護による痛ましい事件。その被害者は圧倒的に認知症の方であり、家族の抱え込み介護の結果、認知症介護のストレスと、状況改善の見込みはないんだ、といった絶望感等が、主な理由としてあげられている。こういった事をなくすためにも、行政だけではなく、地域住民の結集によるみんなで支え合う地域づくりの必要性が望まれるのである。
その仕組みを紹介する前に、認知症疾患の種類と特徴、更に現代医学での治療法について紹介。
精神科、神経内科、脳神経外科と内海医師が共同診療する“物忘れ専門外来”に受診された方の、初診内容を12年間分調査した結果、6割以上がアルツハイマー型認知症、13%前後がレビー小体型認知症であった(軽度認知障害の方も13%前後)。今回はこのアルツハイマー型とレビー小体型の2つについて、段階別および種類別症状や特徴の他、現代の検査方法や治療方法などを説明し、関わった症例等を報告された。その説明を聞いて、「えっ、そうだったの?」「レビーが良くなるなんて」等々、新たな情報や知識を説明頂き、参加者からも声が上がっていた。

内海先生会場後半は、“ネットワークで支えよう認知症”と題し、“情報共有”“互助”の考えを基に、中空知で行っている“NPO法人 中空知・地域で認知症を支える会”の取り組みや難解事例への対応等についてケースを通じて紹介。参加者方もその取り組みについて、熱心に聴講されていた。

※後半の内容を詳細に綴った内海先生の書籍があります。ご興味のある方はどうぞ。
 “地域包括ケアってなあに? 地域で見守る認知症 ー砂川モデルを全国へ” 医学と看護社 出版

2日間の研修、本当にお疲れ様でした。8月には25日(木)26日(金)に、各施設で日々実践してきた内容を発表する「老人福祉施設研究発表会」が開催されます。本研修の1日目で発表された報告と同様に、今年もたくさんのすばらしい発表が予定されてますので、多くの方のご参加お待ちしております。
 尚、開催案内については、今後当ブログ、若しくは道老施協ホームページに紹介しております。

 
 広報委員のひとりごと

先日、NHKスペシャルで、家族による介護事件をテーマとした放送があった。冒頭から「日本において2週間に一度の割合で“介護殺人”が発生している」という発信。年々増加している痛ましい事件。その理由がストレスと絶望感によるもの。今回の研修は、両日共そういった課題を解決するためは何か?、についての内容だった。絶望から希望へ転換できるための、公私共による支え合いの地域つくり。できることから協働しなければ、と思った。

  広報委員 谷越
 
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