北海道老人福祉施設協議会広報委員会のブログ

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2016年03月

平成27年度 老人福祉施設管理者スキルアップ講座が開催されました! =②=

午後からは、主に施設を中心としたトータルケアの内容について研修が行われた。
当初からP3170027ユニットケアに取り組んできた施設において、10年程前から利用者の健康保持や重度化及び認知症の進行といった状態像に変化が観られ、従来の古いやり方では対応が難しくなってきた処から、当研究会活動を通じてトータルケアを構築・実践。  その柱となるものは“ICF”がベースであり、この6分類の項目をしっかり調査して“利用者の状態を、他職種協働で総合的に把握しケアをする”であった。
他職種の各視点による日常的な観察を統一した記録シートに現在進行形で記録。そして過去から現在までの他職種の記録から体調悪化の兆候を捉え(リスクの予測)、利用者の状態が悪くならないため、予防的なケアを実施していく。そして実施した事の効果の有無を、記録からみて数的に的確に把握して行くといった一連の流れを、今回は“水分”“BPSD(行動障害)”の二つのテーマに絞り、解説していった。

P3170025またトータルケアを行う上で、観察、記録、検討がしやすくなる“総合記録シート”を紹介。利用者の1週間や24時間の状態把握に必要な情報が1枚に記入されていく内容で、他職種協働の推進ツールとしても活用できる。

そして、BPSDの要因を身体、精神、環境と、その内身体的要因を更に9つの項目に振り分けた“認知症カンファレンスシート” の活用を例に上げ、取り組みについて説明されたほか、スタッフの育成と人材確保について、初級、上級、リーダー研修といった育成システムの説明の他、当研究会がまとめ作成した基礎介護50(実勢には60項目以上)”について紹介された。

sbarまた、米ワシントンDC州 プロビデンス病院の看護師研修で紹介している、わかりやすく相手に的確に伝える手法である「SBAR(エスバー)」を事例を紹介しながら説明した他、ケアプラン作成に関るポイント等を解説された。

最後に、泉田先生より「ケアの世界は深い。その深さを存分に味わって頂きたい。勉強することはたくさんあるけど、勉強すればするほど利用者の役に立ち、笑顔を引き出せる。自分の勉強したことが直接人の笑顔に結びつくといった仕事ほど楽しい仕事はない。これからもしっかり勉強して、利用者の笑顔につながる仕事をしてもらえれば。まずは自分たちの実施出来る所から取り組んで下さい。」とエールを贈られて、受講者も拍手で応えられていた。

“トータルケア”並びに今回紹介された各種シートや“基礎介護50”等を、下記よりダウンロードすることができます。その他、様々な情報や全国会員施設の取り組み等の記事も紹介されております。

・日本のケアをよくしよう!全国高齢者ケア研究会 泉田照雄のブログ
 http://izumidateruo.cocolog-nifty.com/

 

広報委員のひとりごと

今回の研修内容もさることながら、長年に渡り泉田委員長を中心に、全国の先進施設を初め300余りの会員施設により体系化していった“トータルケア”を導入している施設の中には、年間平均稼働率が99%以上の所もある。起きてしまってからと後手に回るのではなく、その先を推測して起きる前に予防する事、更にはその体制が出来ている証でもあろう。
時代の時流に乗りながら、的確な情報等の基、できる事から始めて進めていく。既にスタートは切られている事を私たちは実感しなければならない。


 広報委員 谷 越

 

平成27年度 老人福祉施設管理者スキルアップ講座が開催されました! =①=

去る平成28年3月17日、札幌市/北農健保会館で全道から60名を超える参加者の中、「老人福祉施設管理者スキルアップ講座」が開催された。

P3170007今回は、全国高齢者ケア研究会・研究委員長 泉田 照雄 さまを講師に招き、「施設・在宅の重度化に対応した最新ケア=トータルケアの基礎理論とケース記録」と題して講義が行われた。
当研究会が提唱する“トータルケア” とは、全国のユニットケア先進施設の多様な実践を基に研究会員と共に開発してきたもので、現在または将来の入居系事業所利用者の要介護度上昇に対応した「重度化対応型ユニットケア」とも呼ばれており、現在当研究会に300以上の施設等が会員として登録されて、この取り組みを実践している。

最初にこのトータルケアの導入をスムーズに行うための、“ケア運営システム(記録のツールと方法)”、“スタック育成システム(介護の知識50、エルダー制他)”、“ケアプランシステム(調査、作成、評価のツールと体制)”3つのステップで構成される「トータルケア・プログラム」の紹介と、当研究会がこのケアの作成に取り組んだ背景について、利用者の状況や国の制度政策の流れを基に説明。
また、これまで厚労省が発表してきた通達やガイドライン等を基に、医療保険と介護保険サービスが施設・在宅共に中重度者重視に舵が切られた事と、これからの軽度者に対する事業対応として、デイサービスを例に上げ、各事業所が今後事業を展開する上で国が報酬に評価してくる事業の内容と、それを支えるツールの一つである「トータルケア」の有効性について、ケースを紹介して説明された。 当初は施設ケアを中心に作られたものだったが、在宅でも認知症や重度化等々が進み、このトータルケア等を用いながら“伴走型ケアマネジメント”を実践している事業所も増えてきている。

P3170022午前講義の後半に移り、今後国は要支援から要介護度1、2程度まで総合支援事業への移行を検討している中、デイやヘルパー事業の利用介護度別占有率の、正にその要介護度の方々がその中心となっているのが現状である。

その事から、軽度から中程度の方が、長く在宅で暮らせるため医療と介護の連携の基、他職種協働によるシームレスなサービスの提供体制を整備した地域社会を実現するために、今後の地域展開をどう取り組むべきのかについて、既に美瑛町や鷹栖町、大分県国東市で実践している各事業所のケースを基にそのポイントと進め方を説明、砕けたわかりやすい説明の他、小休止の間も、参加者が講師に個別に話しを伺うなど熱心に聴講されていた。


  広報委員 谷 越 

「和幸園の目からウロコの認知症ケア」のお知らせ

本会会員の特別養護老人ホーム和幸園が主催する事業をご紹介します。

 和幸園は札幌市南区にある社会福祉法人北海道ハピニスが運営する特養です。
 法人・施設の詳細は、
北海道ハピニスのHPをご覧ください。

和幸園では、7年前より取り組んでいる認知症状の軽減や改善がみられる『竹内理論※』を地域貢献活動の一環として地域住民も参加できるかたちで広める取り組みをしています。
その取り組み、【認知症状改善塾】を年6回の参加形式で開校していて、平成28年度は2期目となります。
  ※竹内理論:国際医療福祉大学大学院 竹内孝仁教授が推奨する
          高齢者ケアの基本理論。
          水をしっかり飲んで、普通の食事をとり、運動し、
          自然な排便を促すこと。
          1日1500mlをめやすに水分摂取する。
          むくみ治療の「利尿剤」は中止する。
          水はいのちの源であり、水によって細胞は活性化される。
          介護職が水の生理学の知識を持つべきで、
          高齢者の転倒リスクの第一要因は水不足である。

認知症状改善塾の詳細は、下記のチラシをご確認ください。
申込み締め切りが、平成28年3月25日(金)と差し迫っていますが、ご興味のある方は是非 和幸園までお問い合わせください。

★初回の4/17は竹内孝仁教授が来られます。

(北海道老施協 事務局)
スライド1

平成28年度介護力向上講習会受講施設募集開始

平成27年度で北海道分校が開校して3年が経ちました。
昨年の12月に新十津川町のかおる園が日中おむつゼロを達成して、北海道では達成6施設目となります。北海道分校が始まって3施設目です。
おむつゼロ達成施設には認定書と楯が授与され、4月に開催される27年度最後の講習会で表彰されることとなりますが、ここがゴールではありません。ここからが、個別ケア会議の徹底・水分量と歩行訓練のアプローチ等大変ですがご利用者一人一人に向き合って、更に施設全体の介護力を上げていく起点となります。
多くの施設に、その起点を多く作っていただくために平成28年度も介護力向上講習会を開校することとなりました。
北海道分校は初年度より2か年で1つのプログラムを進めていくこととなっていますが、28年度はその2か年目になります。
プログラムは「認知症ケア・身体的自立支援の基礎知識と理論」「常食化へのケア」とご利用者の自立を支援していくことに必要な内容となっており、28年度からでも受講可能ですのでぜひ受講をご検討ください。
詳細は
北海道老施協HPに開催要項を掲載しています。受講に際しては開催要項と共に掲載しています「申込みにあたっての留意事項」をご確認の上、FAXでのお申し込みをお願いします。
ご不明点等ありましたら、北海道老施協事務局までお問い合わせください。

(北海道老施協 事務局)


<平成27年度の様子>
PA300909


<平成28年度の講師陣>
PC141175P6220791









竹内孝仁氏                        坂田佳美氏
国際医療福祉大学大学院教授            ㈱ケア・センス




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