北海道老人福祉施設協議会広報委員会のブログ

北海道老人福祉施設協議会広報委員会のブログです。

2015年07月

平成27年度 全道老人福祉施設研究大会が開催されました!=1日目①=

7月9日、10日の2日間に渡り、北海道老人福祉協議会の主催による『平成27年度 全道老人福祉施設研究大会』が開催された。

北海道老人福祉施設協議会 会長 瀬戸 雅嗣 様 の開会の挨拶の中で、
4月に行われた報酬改定により福祉業界は厳しい状況を迎えているが、さらなる社会保障費の削減が予測され、今後も厳しい状況が続くと考えられる。利用者の生活を守るため、福祉にも政治の力が必要であり、元衆議院議員である そのだ修光氏 を利用者の代弁者として擁立する方向であるとのお話しがあった。

開会式では感謝状表彰 あそか苑 岡本敏氏、全国老人福祉施設協議会より永年勤続者への感謝状の贈呈95名の表彰者を代表し、特別養護老人ホームあそか苑 岡本 敏 様が表彰を受けられ、謝辞を述べられた。



開会式に続いては
全国老人福祉施設協議会 副会長 太田 二郎 様 より、基調報告

介護報酬の削減による影響は、全国平均1施設あたり、年間で約1,500万円の減収となる事が見込まれる。この減収額は人件費4人分に相当する額である。削減の結果、事業所の対応策として人件費抑制に向かう事が強く懸念され、人員配置が削減される事でサービスの質量両面での低下、従事者の疲弊による離職増、若年層からの敬遠など、利用者の生活とっては危機的な状況と言っても過言ではない。

太田二郎副会長しかし、太田副会長より、
この逆風ともいうべき状況でこそ、
私たち福祉に関わる者は
地域のために“打つ手を尽くす”!と、
前向きに挑戦していくべきであるとの提言。


今後の社会福祉法人としてのあり方として
「社会貢献」「地域展開」「情報公開」を実践し、介護サービスの提供に留まらず、地域福祉のノウハウやスキルを活用して、多様な福祉課題やニーズに積極的に対応することが求められる。「地域に根ざし、地域とともに歩む社会福祉法人」で在り続けられるよう努力しなくてはならない、との基調報告であった。


広報委員のひとりごと

介護報酬改定により、福祉業界にとってはとても厳しい状況となった。すでに、私たち社会福祉法人は自らの在り方を示し、人々の理解を得て、求められるよう、挑戦しなければならない場面に直面している。社会保障改革は進行中である。
職場に戻り、普段と変わりない笑顔の入所者様と顔を合わすと、福祉業界への逆風も忘れてしまいそうになるが、基調報告にあったように、目の前にいる利用者の生活のため、今私たちは打つ手を尽くさなければならないのだと感じました。

広報委員 三 田

平成27年度 全道老人福祉施設研究大会が開催されました!=1日目②=

1日目後半は、青木 正人  様を講師に招き、『介護保険改定を切り抜ける。~地域を支える拠点施設としての経営~ 』と題し、講演された。

青木先生前半は、北海道の介護体制の現況と今後の介護需要について、都市部と地方の需要や体制の格差を報告後、社会保障改革から見た地域包括ケアの中で、「支援・サービス」を受ける3つの場所と「住まい」の種類と、既に国から示されている介護保険施設の将来像と特養の役割について説明された。
また 第6期介護報酬改定の4つのポイントの説明の中で、今後の介護需要と財源の二律背反を示し、今後包括報酬サービスへの統合等を説明された。

後半は、財政健全化と社会保障の行方として、2018年度医療・介護保険ダブル改定に向けた財務省の提言の他、厚労省、経産省等による「アクションプラン2015」を紹介。「保険外サービス活用ガイドブック」の策定や「地域協議会」を活用した地方展開について説明された。
また地域包括ケア時代の5つのソーシャルイノベーションの他、地域包括ケアが少子高齢化の更なる進行と社会保障制度の持続への対応策である事、更に「平等」から「公平・公正」の時代へ移行する中、これからは少ない人員配置でも顧客満足度の高い事業所が評価される(アウトカム評価の重要性)事などの他、日本版CCRC、SIBの他、認知症支援を例にし、介護サービスが医療サービスを後追いし、結果陰に回る1ピースとならないための、支援計画やポイント等を説明された。

青木氏講義全景その他、医療法人と社会福祉法人制度の見直しでは、医療と介護等を一体的に提供する非営利ホールディングカンパニー型法人である 地域医療連携推進法人(仮称)の創設や社福法人の公益な取組を実施する責務の考え方について説明がなされた。
また、これからは施設・在宅といったサービス種別の二元論を取り払い、自分たちの地域での、“必要なことを、必要な時間に”、地域や他事業者と協力や活用をしながら提供していく事が求められる、と述べた。

特養事業を考える上で、「今まではこうだった」という考え方は捨て、現実より先を見据えること。更にこれからは特養を中心に地域を支えるといった考え方ではなく、特養の機能を地域を支える為に、どう使っていけば良いのかと考え施設の中で完結ではなく、地域に特養の持つ機能を出していく事が求められると述べられた。 


  広報委員 谷越 

平成27年度 全道老人福祉施設研究大会が開催されました=2日目=

 さわやかな風が吹く初夏の札幌で、昨日より平成27年度の全道老人福祉施設研究大会が開催されております。全道各地より参加した167名の参加者が熱心に耳を傾ける会場から、講義の様子を報告いたします。

講義2
『ケアの質を高める〜認知症をよく理解するための9大法則・1原則から〜』社会医療法人財団石心会の川崎幸クリニック院長 杉山 孝博 氏

 2日目の講義は“患者に寄り添う医療”を信念に、自ら地域に出向き在宅医療に深く関わる過程で、認知症の人と家族の会の活動にも積極的に参加し、現在も同組織の全国副代表理事を務めるなど認知症介護にも精通する杉山先生のご講演でした。

P1010952杉山先生は、認知症が一度獲得した知的機能の低下であると定義し、自己や周囲の状況把握・判断が不正確になり、自立した生活が困難になる為に起きる生活障害としての側面を焦点化することが重要である点と、その過程においては、介護者の対応や身体的・精神的負担が、認知症の方への介護をより困難にしている現状があり、その最も大きな原因は“症状の理解の難しさ”にある点について課題とし、認知症の方の典型的な行動やその思考のパターンを理解することで、介護者の特に精神的負担を軽減し、認知症の方にも介護者にも双方にやさしいアプローチが可能になる方法9つの法則と1つの原則」について、その具体的な対応方法を説明いただいた。
 最後に、認知症について「私たちを取り巻く様々なしがらみを、ひとつひとつ脱いでいる状況」と例え、常識にとらわれず、介護者としては頑張りすぎないことも大切な対応ですと聴衆にメッセージを投げ掛け、講義を結ばれています。
 
 ご参加のみなさま、2日間の研修おつかれさまでした。道老施協では、8月20日~21日の日程で、老人福祉施設研究発表会も開催予定となっております。各事業所の貴重な実践報告が盛り沢山ですので、こちらへの参加もぜひお待ちしております。

広報委員 市川

北海道社会福祉士会研修のお知らせ

北海道社会福祉士会より、2015年度 社会福祉士実習指導者講習会の開催について案内がありました。
詳細につきましては、北海道社会福祉士会のHPより開催要綱をご確認ください。
お問い合わせは、北海道社会福祉士会までお願いいたします。

(北海道老施協 事務局)

北海道認知症ケア研究会 第 3回研修会

北海道認知症ケア研究会から第3回めの研修会の案内がありましたので、
ご案内いたします。

詳細につきましては、北海道認知症ケア研究会のHPから概要をご覧ください。

(北海道老施協 事務局)

記事検索
プロフィール

roushikyo_hokkaido

カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ