後半では、前半の講義を踏まえ、家族に「家に帰る」といって落ち着かない認知症の方の状態を、いかに的確に伝えられるかをお題とし、ケース討議を各小グループに分かれ実施。



その他、排泄ケアを行う上での排泄メカニズム、脳の働きやメカニズムと各種認知症との関連性についてや、例えば入浴に関する利用者の行動を例にその方の「できること」と「できないこと」を確認・細分化する事で、その方の自律に必要な支援方法が見いだせることの他、フランスの認知症ケア「ユマニチュード」について、映像で紹介された。

ソーシャルワークの視点から、利用者への支援を考える視点や方法について学び、参加者の皆さんは 熱心にメモを取りながら傾聴されておりました。
1日目の研修が終了し、今回の研修担当施設であります 社会福祉法人 幌延福祉会 こざくら荘の皆さまの主催による交流会を開催。終始会場は熱くて厚い話しに盛り上がっておりました。
2日目は、担当施設 こざくら荘さまを見学。現場視察の中で当施設からの説明を受けながら、各位情報交換を行い自施設に持ち帰っておりました。
最後に、こざくら荘の皆さま。この度の研修の準備・開催に関し、本当にお疲れ様でした。
=広報委員のひとりごと
今から30年位前になろうか。時はバブル景気で沸き立っていた時代に健康ブームが起こり、当時健康の代名詞が“ビタミン”“ミネラル”“サプリメント”であった。
手軽に“健康補給”ができると受け止めた若者たちが、こぞってこういったサプリメントを手軽に使用し、都会ではブームにあやかり“ビタミンディスコ”(今でいう“クラブ”。更に昔なら“ゴーゴー”か)たるものまで現れた。
若者は、踊った後に疲労回復と健康増進と称し、そこに置いてある様々な種類のサプリメントを、お菓子を食べる様にぼりぼり食べていた。「これは薬じゃなく、栄養剤だから大丈夫」と。
しかし、そういった若者の中で体調不良を訴え病院にかかる者達が現れた。原因はビタミン等の過剰摂取であった。当時このコラムを読んだ私は、「そんなの、当たり前だろ。」と思っていたが、あらためてこの話のあちこちに様々な警鐘を感じる処である。
“良薬も、使い方次第では毒になる”
広報委員 谷 越