北海道老人福祉施設協議会広報委員会のブログ

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2014年03月

科学的介護実践講座 平成25年度介護力向上講習会【北海道分校】第6回開催

今年度より、新たに北海道分校として開催された科学的介護実践講座「介護力向上講習会」の最終第6回講座が、総括研修として開催されています。講師は、既にみなさんお馴染の国際医療福祉大学大学院 小平めぐみ助教。第6回の最終講座となる今回の総括研修には各施設の施設長が聴講に加わるなど、94名の参加となりました。

冒頭に講師より、北海道分校参加事業所におけるオムツ使用率の経過推移について説明を受け、特別養護老人ホーム女満別ドリーム苑がオムツ使用率ゼロを達成したこと、北海道分校の取組みが、他と比較し優秀な経過を辿っていることなど、一年間の取組みに対する成果を中心に講評をいただきました。
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引続き、オムツ使用率ゼロを達成した女満別ドリーム苑の佐瀬淳哉統括係長と園生道也介護リーダーから、ゼロまでの過程やその効果について発表があり、会場の参加者と取組みについて共有化が図られています。特に達成効果として、水分摂取量の上昇による痰吸引回数の減や覚醒水準の向上、感染症予防効果が高まったことなどを挙げ、今後も常食化や歩行など自立支援に積極的に取組むと意気込みを語りました。東京開催の本校と地方開催の分校を合わせると、今年度新たにオムツゼロを達成したのは20カ所の施設。講師より、利用者の自立に向けて更なる取組みを行ってほしいと熱いエールが送られています。

 その後に行われた事例検討会では、講師に加えて既にオムツゼロを達成している帯広けいせい苑の角田理子氏をアドバイザーに迎え、各事業所の発表事例について、会場からの意見交換を中心とした積極的な検討や助言が行われました。どの事例も、それぞれが現場において自立支援に取り組んだ内容だからこそ、「なぜ?」「どうして?」と結果は勿論のこと、そのプロセスに至るまで、熱いディスカッションは続いています。



*今回より従来の取材記事に併せ、取材を担当した「広報委員のひとりごと」を試行的に掲載させていただきます。

~広報委員のひとりごと~
 
 辞書で〝自立〟の意味を引いてみると「他からの支配や助力を受けずに存在すること」とある。科学的介護実践講座の目指す〝高齢者の自立〟は実にシンプル。オムツをするよりも、オムツをしないことが自立であり、通常の食事を食べることが自立、歩行することが自立なのだ。
講師は「なぜ出来ない?」と問い、「根拠は?」と続く、次第に曖昧に蓄積された価値観が削がれ、核心が見え始めてくる。これが〝介護の自立(専門性の確立)〟の過程なのだと改めて想い、同時に特養施設は真の意味で〝自立〟しているのだろうかと自らに問いかけてみた。そこにしっかりと存在するということは、意外に難しいものなのだと感じます。

広報委員 市川






平成26年度介護力向上講習会【北海道分校】の開催案内

3/17付で特養のみになりますが開催要項及び関係書類をお送りしております。
昨年度より引き続き主任講師は国際医療福祉大学大学院の竹内孝仁氏、副講師は26年度から株式会社メイビスの坂田佳美氏となっています。
開催要項、申込用紙等北海道老施協ホームページ「研修会の案内」にも掲載しておりますので、お申し込みの際は留意事項もよくお読みの上、北海道老施協事務局宛にFAXにて送信下さい。

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   <平成25年度 第1回目>               <平成25年度 第4回目>

お申込みについてご不明点等ありましたら、下記までお問合せください。


北海道老施協 事務局
 北海道社会福祉協議会 施設経営支援部施設福祉課内
 介護力向上講習会担当者宛
 ℡ 011-241-3766(担当課直通)

「夢を語れる世界」目指して シンポジウム報告

去る3月8日(土)、「北海道若手福祉従事者サポートネットワーク年度末全道集会」が札幌で開催されました。
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このネットワーク事業の設立に先立ち、全道・全国で福祉従事者へのアンケート調査を行ったところ「悩みがある」または「今の職場を辞めたい」という回答が多かった反面、「出来る限りこの仕事を続けたい」と前向きに願って頑張っている若手職員が約8割近くいることが分かったとのことでした。
その前向きな職員が孤立しないように仲間を作り、さらに仲間同士をつなげるネット―ワーク作りを目的に、昨年度と今年度全道各地でフォーラムを開催したところ450名の参加を得ながらネットワークの会員も増えてきたとの報告がありました。その中で、ただ、若手職員同士でつながりを持って語り合い、道を切り拓いていこうとしていても限界があるので、このシンポジウム第1部では“メッセージ”、第2部では“エール”として先輩方に後押しをいただくという趣旨での開催でした。
参加者は障がい・高齢分野の職員・医療ソーシャルワーカー・社会保険労務士と多岐に渡って、色々な立場で福祉に係わる方たちが集まっていたようです。

当初、第1部で登壇予定でした当会の三瓶会長はインフルエンザの為キャンセルとなり、ピンチヒッターの北海道医療大学看護福祉学部臨床福祉学科長 石川秀也氏と、北海道認知症グループホーム協会 宮﨑会長、社会福祉法人幸清会 大久保理事長、そしてコディネーター 社会福祉法人ゆうゆう 大原理事長で進められました。
「若手に送る先人たちからのメッセージ」とのことでスタートしたシンポジウム第1部は、以前からの「知り合い」であるシンポジスト3人に対しコーディネーターの大原氏から「出会いから今まで、職種・分野・地域を超えて公私にわたって繋がっているコツは?」との質問があり、道老施協の役員や学会で長く繋がりのあった石川氏と大久保氏は、石川氏が「深く人を愛する心」、大久保氏は「深く人を受け入れる心」とコメント。
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参加者へ、石川氏は、数度転職した中で、良き仲間を多く持ち、その領域で指導してくれる人、相談する相手を見つける、そして勉強し向上心を忘れないことを、心掛けたことを離され、その中で「ここまででいいか…」と諦めてしまったことを後悔していると話されました。

宮﨑氏から参加者へのメッセージは、「結果ではなくプロセスが大事であること、今までしてきたこと・今していることが必ず将来どこかに繋がると信じて欲しい」と、事前に用意していただいた手紙を読み上げてくださいました。ご自身も転職を繰り返していく中で大久保氏との出会いがあり、今に繋がっていると語ってくれました。
(手紙の全内容は【点から線へ】というタイトルでグループホームアウルのHPに掲載されています。)
宮﨑氏が13年勤められた大久保氏の法人からの独立は、大久保氏の「現場で志を持った人達が自分でやれるような仕組みの社会になっていけば良い。それを応援すべきだ」との言葉がきっかけ。
大久保氏は、「ステップアップを志す職員は沢山いるのに施設でのポストは限られている。可能性のある職員は「のれん分け」として外に出していければ良いと思っている」。

大原氏は、「学生時代スタート当初は4名からはじめた空き店舗で障がいのあるお子さんを預かる事業は、今はヘルパーやパートの職員を入れると120名の大規模法人になっている」と、起業に絡めた話題を、と逆に石川氏から振られて、動揺しながらも話してくれました。その当時、障がいのあるお子さんの親が、「自分(親)は今から(2.3歳位の)子どもの将来を想像している。自分の一生をかけて子どもを預ける場所を作っていかなければならない。ともすれば、自分より子どもが先に死んでほしいとさえ願っている」と泣きながら語ってくれた時に、この事業の道筋も立っていないような時期だったけれど、大原氏の言葉をそのまま言えば【はったり】で「分かりました。一生支えます!」と勢いで約束して、今に至っているとのこと。

大久保氏は、「仕事に、楽しい・つまらない、はなく、同じ仕事でも人のとらえ方によって違うもの。人との出会いも同じ、とらえ方によって変わるもの。辛い時ほど、プラスになるようなとらえ方をするようにしている。」と自ら経験したことの中から語られていて、永六輔の父親の生き方『静かに生きる。無理をしない。借りたら返す』というの内、最後の“借りたら返す”は、人生生きていということは、誰かに借りを作るということ。生きていということは、その借りを返すということ。誰かに借りたら誰かに返すことを心掛けていく、と話されました。


第2部は「若手からの投げかけに対する先人たちのエール」と題して、北海道知的障がい福祉協会 橘会長と社会福祉法人札幌この実会 加藤専務理事お二人のシンポジストに加え、1部に引き続き大原氏のコーディネートで進められました。
加藤氏が、福祉は「障がい者福祉」や「高齢者福祉」ではなく「人間福祉」であるべきで、利用者や利用者家族、施設職員すべてが自分の師であることを認識すべき。また、施設利用者は“利用者”ではなく、名前を持ったひとりの人間であることも決して忘れてはならない。『ヒト・モノ・カネ』のなかで何よりも一番“ヒト”が大切であり、その人の理念が重要である。理念の無いものは滅びる。と参加者に対し激を飛ばされ、
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全国知的障害者福祉協会会長でもある橘氏は、「国は地域貢献を拡充していくことも含めて社会福祉法人の大規模化を打ち出しているが、一法人一施設の小規模法人でも、廃校舎を利用した施設展開や、シャッター商店街での福祉ショップ開設等、充分雇用を生み出し地域貢献に繋がっている」と話されました。その為に、国の理解はもちろんのこと、地域の理解を得ることも重要だ、と付け加えられました。

そして、グループホームの火災や施設での虐待などが起こっている中で、【福祉施設】は【福死施設】になってはならない。仏教で「無財の七施(むざいのななせ)」とあり資産・お金が無くても七つの施しは出来るとの教えがあるが、その七つの内の四つ、
①眼施:優しい眼差しをかけてあげる
②言施:思いやりのあるあたたかい言葉をかけてあげる 
③心施:思いやりのある心で接する
④聞施:人の話をきちんと聞いてあげる
この四つをもって『福四施設』(四つの福を施すもの)となすことを、自施設で話しているとのことでした。

シンポジウム終了後、講師を含め参加者の半分くらいでしょうか、懇親会に参加されるとのことで、更にネットワークを広げていく機会が持たれていました。
道老施協の研修でもグループワーク等で「他の施設の話を聞けて良かった」との声をよく聞きますが、他の施設や地域を超えて、しかも高齢者施設と障がい者施設との交流はなかなかないものかと思いますので、益々この働きが広がっていくことを願っています。



北海道老施協 事務局


「夢を語れる世界」を目指して  北海道若手福祉従事者サポートネットワーク年度末全道集会

今週末となっておりますが、3/8(土)に北海道自治労会館で北海道若手福祉従事者サポートネットワーク主催の年度末全道集会が-「夢を語れる世界」を目指して-と銘打ち開催されます。
来年度以降も、全道各地で発足したネットワークを活かした活動を継続して行くことを目的として、今大会にはより多くの若手福祉従事者の参加をもって、共につながり、共に悩み、共に夢を語れる仲間をつくることをねらいとされているようです。
大会最初のプログラムのシンポジウムに、当会会長の三瓶徹がシンポジストとして登壇します。「人材確保・人材育成」を法人経営者及び若手福祉従事者の共通事項として、「若手に送る先人たちからのメッセージ」とのことです。
当会から以外に、北海道認知症グループホーム協会 宮崎会長、社会福祉法人幸清会 大久保理事長、北海道知的障がい福祉協会 橘会長、社会福祉法人札幌この実会 加藤専務理事が2つのシンポジウムに分かれて登壇予定となっております。

参加申込書と詳細については社会福祉法人ゆうゆうHPに掲載されておりますので、ご興味のある方はぜひご覧下さい。
ちなみに、申し込み締め切りは3/6(木)で参加費無料ですが定員200名となっておりますので、お申し込みはお早めに。
定員等の確認は、北海道若手福祉従事者サポートネットワーク事務局(℡ 0133-22-2896)まで。

北海道老施協 事務局
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