北海道老人福祉施設協議会広報委員会のブログ

北海道老人福祉施設協議会広報委員会のブログです。

2011年10月

後志老施協 直接処遇職員研修会(後期)

後志老人福祉施設協議会主催の直接処遇職員研修会(後期)が今まさに開催されています。

養護老人ホーム小樽育成院様の主管で、後志管内各施設より41名の参加者を迎えて行われています。


今回は特別養護老人ホームシャリテさわらの清水修一施設長を講師にお迎えし、1日目は「より良いケアを推進するためのチームケアについて」、2日目には「利用者理解に活かせる記録について」という演題で講義と演習が2日間通して行われます。

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今の時間は『ふくぶく村の宝探し』という演習の時間です。一人ひとりが持つ限られた情報を口頭のみで伝え、財宝のありかが分かる「ふくぶく村」の地図をチームで完成させます。

参加者は今日初めて顔を合わせて演習を行いますが、笑顔の中にも真剣に一つひとつの情報を正確に他者に伝え少しずつ地図になっていきます。既に演習始まって45分ですが、まだどのグループも見つからないようです。

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この演習のねらいは、

1.自己のものの考え方、対人関係のあり方について理解を深め、

2.他者のものの考え方を尊重し、受容しあうことの大切さを体験し、

3.メンバー相互のコミュニケーションを図り、相互啓発を試みることが目的です。


       広報委員 寺井

カントリーミーティング開催される③

 今年のカントリーミーティングは、北海道ブロックの独自企画として特別講演が行われました。

 「おもてなしの心とは ~一流ホテルの極意を学ぶ~」と題し、グランドプリンスホテル高輪より、スーパーバイザー鈴木忠男様をお迎えしての講演です。

IMG_4815 日頃知ることができない皇族や国家元首への数々の接遇から、普段何気なく行っているお客様のご案内方法やエレベーターの乗降、食事のマナー、名刺交換まで、幅広く丁寧に教えていただきました。

 

 最後に鈴木先生は、時の流れとともにマナーは変化するが、いつの時代も“相手に関心を持ち、相手を尊敬する心”だけは変わらない。相手を敬う心が社会の構成がうまく成り立っていくことと教えていただきました。


    広報委員 寺井

カントリーミーティング開催される②

前日の課題提起に基づいて、経営・介護それぞれの分科会で、多くの課題が出されました。2日目は、各分科会での課題発表ををシンポジウム形式で北海道老施協21世紀委員会千野博雅委員長の進行のもと行われました。

 経営分科会からは、北海道は地域特性が色濃く出てきている状況で、人材の確保や人材の育成の問題、デイサービスの送迎では片道一時間以上の送迎も多く、冬期間には除雪をしながらの送迎をすることもあり、これらの現状を何らかの形で報酬上認めてほしいということも上がりました。養護老人ホームの問題としては一般財源化と同時に権限も市町村に移譲されたが、措置制度そのものを理解していない市町村の実態、さらには地方都市で次々に開設する高齢者下宿「グループハウス」により養護・軽費・ケアハウスの待機者がいないという実態が上げられました。

介護分科会では、おむつゼロに取り組んではみたが、職員の共通認識、居室近くにトイレがないなどのハード的な問題、家族の協力が得られず実態は進んでいないという現状がありました。胃ろうの問題では医療機関では、嚥下状態が低下すると胃ろうをすすめ、福祉施設では胃ろうを外したいという考え方の違いもあり、喀痰吸引等の「違法性の阻却」の問題を含めて現場は大変な状況にあるとのこと。

 ここに上げた分科会報告はごく一部ですが、これらに対し全国老施協研修委員会の武政佐保幹事、ならびに全国老施協21世紀委員会木村哲之委員より次のような助言がなされました。

 地域特性の問題、特に過疎による人材不足は切実な問題だと思います。大変である中にあっても、地域に根差した法人運営、中長期的な法人事業戦略を構築し、職員に周知徹底し理解してもらうことが必要。夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」という吉田松陰の名言のとおり、今後どんなビジョンを持ってこれから法人運営をしていくのか。日頃から職員と話し合うことで、他職種連携が強化し法人組織強化につながっていきます。

IMG_4804+07+12また認知症ケア・おむつゼロ・胃ろうゼロ・疲れない介護、これらを実現するには、知識や技術の向上はもちろん、専門性を高め、エビデンスに基づいて行わなければならない。「科学的介護」を追求することが、結果として“ゆとり”が生まれることもある。さらに介護職員の医行為については、看護師の14時間研修の受講問題があると思います。全国老施協では平成24年1月に本年度最初で最後の「指導看護師研修」が予定されているので、ぜひ活用していただきたいと助言いただきました。

 最後に北海道老施協三瓶徹会長より、「私たちは制度に合わせて仕事をしているのではない。人が幸せに生きるためにはどうあるべきなのかを考えるのが私たちの仕事であり、そのために制度がある。制度に合わせて仕事をするのではなく、幸せに生きるために、今のこの制度がこれで良いのかを考えることが専門性である。」という言葉をいただいた。北海道老施協が作成した『倫理綱領』、今一度読んでいただきたい。新たな福祉を目指していくのは私たちしかいない。私たちの思いを地域に伝えることが社会福祉法人のミッションである。あきらめない、とどまらない、私たち自身の幸せのためにも努力することが大事である、と分科会シンポジウムを締めくくりました。
(つづく)
           広報委員 寺井

カントリーミーティング開催される①

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 10月20~21日の両日、札幌プリンスホテル国際間パミールにおいて、平成23年度北海道ブロックカントリーミーティングが開催されました。全国老施協より9名の方々にご来道、そして全道各地より110名のご参加をいただいての開催です。

IMG_4737+4754 三瓶徹北海道老施協会長の挨拶の後、松本敦21世紀委員会委員長よりカントリーミーティングの開催趣旨説明がありました。カントリーミーティングは全国各ブロックで開催され、それぞれ意見集約した現場の実態や切実な願いを全国老施協が中央に届けることにあります。
 今回の大会テーマ“「科学的介護」あってこそ特養復権!~21世紀委員会がつくる「新たな福祉」”と題し、平成24年度介護保険法ならびに介護報酬同時改正に向け、厚生労働省社会保障審議会介護給付費分科会が佳境の中、福間事務局長より基調報告がありました。介護職員処遇改善交付金をはじめとした様々な問題を17日に開催された介護給付費分科会の最新情報を含めてわかりやすくご説明いただきました。その財源問題についてはペイアズユーゴー原則による増減策により議論されている状況にあり、今後の動向に注視していかなければならない状況にあります。
 続いて全国老施協21委員会の森岡豊副委員長より今回のカントリーミーティングを活発な議論の場とするために、経営・介護それぞれの視点から課題提起をしていただきました。

【経営分科会】地域に生きる、地域を支える事業展開・経営戦略
 (1)  介護保険制度改正・介護報酬改定に向けて
 (2)  地域の介護力を支える社会福祉法人・高齢者福祉施設の在り方
 (3)  低所得者対応・生活困窮者救済と社会福祉法人の役割
介護分科会】地域にアピールする「我が施設のサービス」
 (1)  認知症ケア・・・医療との連携を考える
 (2)  おむつゼロから胃ろうゼロへ~個別ケアの実践として
 (3)  利用者に優しく、職員の「疲れない介護」を考える~職場環境・業務改善

IMG_4760 カントリーミーティングは皆さんが現場で培った観察力で得た、今起こっている様々な問題や課題をこの後の経営分科会、介護分科会の同じテーブルに集まった同志が、課題をしっかりと精査し前に進め、そしてその労を惜しまずに発信することが目的であります。是非、各分科会で議論された課題を北海道から全国老施協に提起していただきたいと思います、と。

 その後、経営分科会・介護分科会のそれぞれ2分科会、計4分科会が開かれ、活発な議論が繰り広げられました。      (つづく)

          広報委員 寺井

養護老人ホーム勉強会【2日目】

養護老人ホーム勉強会2日目です。

2日目も養護老人ホーム聖ヨゼフホームの平岡毅施設長に助言者となっていただき、テーマ別のグループワークが行われました。1グループ4~5名の小人数のグループであったため、とても活発な討議となりました。


テーマは・・・
1.パッケージプランについて(導入方法・必要性・問題点等)
2.介護予防、機能訓練について(レクリエーション、趣味活動等)
3.精神疾患、認知症の対応について(アルコール依存症、暴力行為等)
4.夜間の対応について(勤務体制、医療体制等)

各グループより発表後、平岡先生より各テーマ別にまとめがありました。

パッケージプランの導入に向けて、ボリュームが多いという意見がありますが、養護老人ホームの入所者は様々な生活課題を抱えています。それだけ入所者像が多様化し、それに対応するために必要な課題分析項目となっています。パッケージプランでなくてもよいが、要はしっかりと本人を理解し知るためにアセスメントし、困っていることをそのまま計画するのではなく、①身体的、②精神的・心理的、③生活遂行能力、④社会性・対人関係・コミュニケーション・社会参加のこれら4つの領域にまたがって課題を抽出し、アセスメントの総括をすることが大事。これが結果的に介護予防や機能訓練、精神疾患や認知症対応にも連動することとなります。
夜間の対応については切実な問題であります。現状の人員配置基準では対応できないのは、どの施設も同じかと思います。この度全国の養護老人ホーム500施設に、『養護老人ホームにおける生活支援(見守り支援)に関する調査』という緊急実態調査が行われました。この実態調査の結果が数値化され、根拠となって国への改善要望へと繋がると思います。上記とおり10年前とは状況が違い、身体的にも精神的にも重度化している入所者に対し、昼夜を問わず少ない人員で対応しているという実態がタイムスタディ調査で明らかになってくると思いますので、今後に期待したいと思います。


 平岡先生には2日間にわたり、ご講義そして助言者として参加していただきましたこと、改めて感謝申し上げます。参加者も時折笑いのでる楽しい研修会で、あっという間だったと話していました。早速今日から研修会で学んだことを実践しているものと思います。

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養護老人ホーム聖ヨゼフホーム施設長 平岡 毅 氏

北海道老施協 養護老人ホーム検討委員会委員

           広報委員 寺井

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