北海道老人福祉施設協議会広報委員会のブログ

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【報告】第50回道南地区老人福祉施設職員研究会

平成29年10月5日(木)~6日(金)の両日、江差町において道南地区老人福祉施設職員研究会が開催されました。



【メインテーマ】

高品質サービスの維持・継続~自分の仕事に誇りを持てますか?

 

基調講演『人材確保難時代の施設経営の戦略』

~職員の確保・定着・育成に向けた魅力ある職場づくりとは~

              北海道老人福祉施設協議会

              副会長 波潟 幸敏 氏

 

講義 南渡島地域リハビリテーション推進会議

   ①「正しい認知症の理解」

    講師 ケアプラザ新函館・たけだクリニック

       作業療法士 大橋 悠介 氏

   ②「誤嚥性肺炎の予防」

    講師 函館新都市病院

       言語聴覚士 大徳 英基 氏

映画上映

   『つむぐもの』  全国『つむぐもの』プロジェクト事務局

 

特養 103名、養護 14名、ケアハウス 10名 計127名の聴講。

 介護職の確保に向けた魅力ある職場づくりのポイントについて説明をいただきました。又、認知症の理解、誤嚥性肺炎の予防等の基本の再確認ができました。


第50回道南地区老人福祉施設職員研究会




(文責:道南地区老人福祉施設協議会)

【報告】平成29年度 道東三地区老施協研修会

 平成29年9月28日(木)~29日(金)の2日間、釧路市にある釧路プリンスホテルにおいて、平成29年度道東三地区老施協研修会が開催されました。

 道東三地区老施協研修会は、釧根地区・十勝・網走管内老人福祉施設協議会が合同で毎年行っている研修会で、今年度は、釧路開催となりました。

 「基調講演」として、北海道老人福祉施設協議会 会長 瀬戸雅嗣様より高齢者福祉分野の中央情勢報告について講演いただきました。
 社会保障制度をいかに持続可能にしていくか、自助・共助の在り方など、今後の高齢者福祉の方向性について学ぶ機会となりました。

 老人福祉施設協議会の会員施設から184名と多くの職員が参加し、情報及び認識共有と各施設間の連携強化をを図ることができました。

H29道東三地区老施協研修会



(文責:釧根地区老人福祉施設協議会)




平成29年度 道北地区老人福祉施設協議会 介護職員研修会

10月5日・6日の2日間に渡り、羽幌町にある“羽幌温泉サンセットプラザホテル”にて、道北地区老人福祉施設協議会が主催する、介護職員研修会が開催された。

会場風景
最初に、道北地区老施協 杉野 勝美 さま、そして担当施設である、羽幌町特別養護老人ホームしあわせ荘 施設長 米谷 日登美 さまよりそれそれ挨拶を頂いた。
杉野道北会長米谷施設長







挨拶の中で杉野会長からは、介護職員処遇改善に係るこれまでの推移と今後についての説明の他、ある施設職員の傷害事件を例に、きれいごとだけでは済まされない状況がありつつも、決して一線は越えはいけない様、仲間と協力して務めて頂きたいと話され、また米谷施設長からも本日の研修会で学んだことが明日からの活力の一助になる様にと、参加者を激励された。

次に、北海道総合福祉研究センター 理事長 五十嵐 教行 さまを講師に招き、『介護スタッフのやる気を喚起するポイント』と題し研修が行われた。
五十嵐講師
この業界を目指して入ってきた方々の多くは、最初はやる気満々であった。 しかし時間の経過の中で、様々な理由や事情により、徐々にやる気を削がれてしまった方もいる。その原因と思われる環境因子を調査すると、実は持っていた“やる気”“誰かに奪われている可能性”が見えてくる。今回はそれをテーマに以下のとおり講演された。

1 スタッフがやる気をなくす本当に理由
 ・「やる気」とは何か。それを支える「目的意識」とは。それを奪うものとは。
 ・「プラス思考」「マイナス思考」のメリット、デメリット。
 ・「やる気」を奪う悪魔のコトバとは。
 ・悪魔のコミュニケーションの特徴
 ・「やる気」を奪う雰囲気
 ・“公正”と“公平”な組織とは。

2 「プラス思考」による会話=天使のコトバ
 ・「プラス思考」を手に入れるための方法
 ・天使のコミュニケーションの特徴とは
 ・正しい評価の実践。相手が素直に受け取れやすい言い方とは。

3 自分とスタッフの「やる気」を伸ばすための、ほめ合う風土の醸成
 ・自然な相手への誉め言葉とは。「ほめる技術」を身につける。

GW全景その後今回の研修内容と五十嵐講師の指導のもと、参会者が互いに自然な褒め訓練を実施。最初ぎこちなかった空気もまもなく笑顔と笑いに変わっていった。

最後に五十嵐講師から、“自分の何気ない言葉が、相手を嬉しくさせているか傷つけていないか。この自分の言葉に目を向けて頂く事が大事。良い職場環境についてトップから新人まで話し合いきづきあげて下さい”とエールを送り、会場も拍手で応えていた。

2日目は、担当施設である特養 しあわせ荘の施設見学会を実施。しあわせ荘スタッフの説明を通じ、お互い盛んに情報交流が行われていた。

最後に今回の研修を担当されました、羽幌町特別養護老人ホーム しあわせ荘 米谷施設長さまを初めスタッフの皆様方、本当にお疲れさまでした。


広報委員のひとりごと

“会話は言葉のキャッチボール。相手に投げかける内容一つで状況が変貌する。”“口が悪いからと自戒しながらも変わりない言葉を発すれば確信犯。”対人関係については、昔から様々なことが言われてきた。今回の研修にあった様に、今一度自分も言葉を見つめてみたいと思った。

五十嵐講師書籍
※今回の研修内容の他、より詳しく知りたい方は、五十嵐講師の書籍が出ておりますので、ご紹介します。

“介護スタッフを 自らやる気にさせる!のばす!”

 著書 五十嵐 教行氏・間 裕子氏
 日総研出版 定価 2,800円(税別)


 広報委員 谷 越



平成29年度 認知症介護実践リーダー研修が始まりました


 蒸し暑さが残る秋晴れのここ札幌で9月26日から平成29年度認知症介護実践リーダー研修が開催されています。

今年度は研修内容が改正され、ケアチームにおける指導的立場、ケアチーム作りの習得にさらに重きを置いた内容の本研修。今年度は全道各地から38名の参加をいただきました。この研修は9日間の講義、自施設実習、まとめ発表まで約2ヶ月に渡る内容、緊張感あふれる初日午前の講義の様子をお知らせします。

 前半は、特別養護老人ホーム鷹栖さつき苑 波潟幸敏施設長による、「認知症介護実践リーダー研修の理解」と題して、チームにおける認知症ケアを推進する実践リーダーの役割と研修科目との関係性を踏まえての研修概要の把握。研修参加者の実践リーダーとしての自己課題をグループワーク等で確認し、この研修における学習目標を明確にするという講義でありました。
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 後半は、北広島メンタルクリニック 穴澤龍治院長による、「認知症の専門的理解」と題して、認知症の原因となる疾患別の中核症状と行動・心理症状(BPSD)、認知症治療薬や行動・心理症状(BPSD)に適応する薬物の主な作用と副作用、認知症の原因疾患毎の特徴を踏まえた上でのケアのポイントや留意点についての講義をいただきました。
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 グループワークを重ねるごとに緊張感が少しずつほぐれ、さすがはリーダー研修、話し合いの場面では意識の高さが感じられた初日となりました。38名全員が体調を崩さず修了証を手にできるよう頑張ってください。

広報委員 村山
 

第37回 老人福祉施設研究発表会 2日目 特別講演

 老人福祉施設研究発表会2日目は、「アサーション・トレーニング ~自分も相手も大事にするコミュニケーションの方法~」と題して、えな・カウンセリングルーム代表 IPI(総合的心理療法研究所)特別研究員の森川早苗氏を広島県からお迎えして講演していただきました。
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 アサーションとは、自分の欲求・気持ち・意見・価値観などを率直に、正直に、その場に適切(相手との関係性で変化)に表現することとされている。そして、それを適切に表現するためには、自分が言いたいことが明確になっている、伝えるためのスキルがあるということが必要となる。アサーション・トレーニングというのは、上手に伝えるためのスキルトレーニングと言われているが、自分が言いたいことは何かということも含めてステップバイステップで行っていくことである。本来は、ベーシックトレーニングでも2日間かかる内容であるため、今回はエッセンスを少し理解していただければと説明されていた。

1.今アサーションが必要とされている背景としては、
①多様性の時代を生き抜くために(当たり前だったものが時代と共に変化し、自分の常識は相手の非常識、それぞれの価値基準を確認しあう必要性)
②メンタルヘルス不全予防のため(精神的な健康は、個人よりも組織の問題としての捉え。助け助けられる関係性の構築)
③よりよい人間関係を作り、職場の活性化のために(忙しさによるコミュニケーション不足・不全、上下関係や力関係を抜きにして話し合える関係性の構築。パフォーマンス(問題解決の課題機能)とメンテナンス(フォローや労いなどのケア)のパワーバランス)
④事故の予防のために(相互コミュニケーションができないと事故が起こる、指示が伝わっているか確認しあう関係性)
⑤心身ともに健やかに人生を送るために(自分が気持ち良く働けないと虐待などストレスをぶつける傾向、ワークライフバランス=働くことと愛すること)
⑥燃え尽きないために(援助職は困っている人がいると自分が辛くても相手を優先する傾向、自分を大事にしながら他者を援助することが大事)。
特に援助職(医療教育福祉など)は、他者の話は聞くが自分のことは言えない傾向にあり、そのためアサーションの重要性が言われている。

2.アサーションとアサーションではない言動の違いとしては、
 ①自分のことを後回しにして、相手を優先する:ノン・アサーティブ
  例 上司は手伝って欲しくても、相手が忙しそうだから頼めず自分でやる
    部下は、上司から頼まれたら個人の用事があっても言わずに引き受ける
 ②自分を優先し、相手を軽視、無視する:攻撃的 
  例 上司は手伝って欲しいことは押し付ける
    部下は上司からの頼みを無理ですと断る 
 ③自分のことをまず考えるが、相手を十分考慮する:アサーティブ
  例 上司は部下に手伝って欲しいことの事情を説明しどうですか?と聞く
    部下は用事があるけどこの位なら大丈夫ですと答える
ノン・アサーティブな言動が続くと、鬱憤がたまり身体に影響したり、離職に繋がったり攻撃的な方向に変わる可能性がある。また、上司にはノン・アサーティブに対応していても、部下には攻撃的など関係性によって変化しやすく、その関係は弱いものへ向かいやすいため最終的には虐待などに繋がっていく。ノン・アサーティブな言動は、いい人だと思われたい、関係を壊したくないなど相手への配慮を考えすぎ自分がどうしたいかということがわからなくなるなどが要因とされている。
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3.アサーティブになる道
 ①自分を大事にする(利用者の権利は考えるが、自分の権利はあまり考えていない。自分を大事にしないとパワハラをされても気がつかない、気がつかない人は人にパワハラをしても気がつかない。人権という柱を持っている人は信頼される上司となる、「人権」という核をしっかり持つこと。)
 ②認知を変える(物の見方を変える。対人援助職の特徴的な「べき」は大事だが、他の人と同じではないということを念頭にまずは聞いてみる。違いを受け入れ歩みよると豊かになっていく。話を聴く、話をしあえる関係性をどう作れるかが重要)

最後に、人はみんな違う、違うことは間違えではない。自分も心地好く生きるということは、自分の思っていることを伝え、相手の思いも聴くことであると締めくくられた。

難しい内容の講演ではありましたが、森川先生は具体例を出しながら理解を深められるよう解説されており、参加者も隣の方と話し合いをしその意見を発表するなどあっという間の2時間の講演となりました。

広報委員 村山
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