北海道老人福祉施設協議会広報委員会のブログ

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平成29年度 道北地区老人福祉施設協議会 介護職員研修会

10月5日・6日の2日間に渡り、羽幌町にある“羽幌温泉サンセットプラザホテル”にて、道北地区老人福祉施設協議会が主催する、介護職員研修会が開催された。

会場風景
最初に、道北地区老施協 杉野 勝美 さま、そして担当施設である、羽幌町特別養護老人ホームしあわせ荘 施設長 米谷 日登美 さまよりそれそれ挨拶を頂いた。
杉野道北会長米谷施設長







挨拶の中で杉野会長からは、介護職員処遇改善に係るこれまでの推移と今後についての説明の他、ある施設職員の傷害事件を例に、きれいごとだけでは済まされない状況がありつつも、決して一線は越えはいけない様、仲間と協力して務めて頂きたいと話され、また米谷施設長からも本日の研修会で学んだことが明日からの活力の一助になる様にと、参加者を激励された。

次に、北海道総合福祉研究センター 理事長 五十嵐 教行 さまを講師に招き、『介護スタッフのやる気を喚起するポイント』と題し研修が行われた。
五十嵐講師
この業界を目指して入ってきた方々の多くは、最初はやる気満々であった。 しかし時間の経過の中で、様々な理由や事情により、徐々にやる気を削がれてしまった方もいる。その原因と思われる環境因子を調査すると、実は持っていた“やる気”“誰かに奪われている可能性”が見えてくる。今回はそれをテーマに以下のとおり講演された。

1 スタッフがやる気をなくす本当に理由
 ・「やる気」とは何か。それを支える「目的意識」とは。それを奪うものとは。
 ・「プラス思考」「マイナス思考」のメリット、デメリット。
 ・「やる気」を奪う悪魔のコトバとは。
 ・悪魔のコミュニケーションの特徴
 ・「やる気」を奪う雰囲気
 ・“公正”と“公平”な組織とは。

2 「プラス思考」による会話=天使のコトバ
 ・「プラス思考」を手に入れるための方法
 ・天使のコミュニケーションの特徴とは
 ・正しい評価の実践。相手が素直に受け取れやすい言い方とは。

3 自分とスタッフの「やる気」を伸ばすための、ほめ合う風土の醸成
 ・自然な相手への誉め言葉とは。「ほめる技術」を身につける。

GW全景その後今回の研修内容と五十嵐講師の指導のもと、参会者が互いに自然な褒め訓練を実施。最初ぎこちなかった空気もまもなく笑顔と笑いに変わっていった。

最後に五十嵐講師から、“自分の何気ない言葉が、相手を嬉しくさせているか傷つけていないか。この自分の言葉に目を向けて頂く事が大事。良い職場環境についてトップから新人まで話し合いきづきあげて下さい”とエールを送り、会場も拍手で応えていた。

2日目は、担当施設である特養 しあわせ荘の施設見学会を実施。しあわせ荘スタッフの説明を通じ、お互い盛んに情報交流が行われていた。

最後に今回の研修を担当されました、羽幌町特別養護老人ホーム しあわせ荘 米谷施設長さまを初めスタッフの皆様方、本当にお疲れさまでした。


広報委員のひとりごと

“会話は言葉のキャッチボール。相手に投げかける内容一つで状況が変貌する。”“口が悪いからと自戒しながらも変わりない言葉を発すれば確信犯。”対人関係については、昔から様々なことが言われてきた。今回の研修にあった様に、今一度自分も言葉を見つめてみたいと思った。

五十嵐講師書籍
※今回の研修内容の他、より詳しく知りたい方は、五十嵐講師の書籍が出ておりますので、ご紹介します。

“介護スタッフを 自らやる気にさせる!のばす!”

 著書 五十嵐 教行氏・間 裕子氏
 日総研出版 定価 2,800円(税別)


 広報委員 谷 越



平成29年度 認知症介護実践リーダー研修が始まりました


 蒸し暑さが残る秋晴れのここ札幌で9月26日から平成29年度認知症介護実践リーダー研修が開催されています。

今年度は研修内容が改正され、ケアチームにおける指導的立場、ケアチーム作りの習得にさらに重きを置いた内容の本研修。今年度は全道各地から38名の参加をいただきました。この研修は9日間の講義、自施設実習、まとめ発表まで約2ヶ月に渡る内容、緊張感あふれる初日午前の講義の様子をお知らせします。

 前半は、特別養護老人ホーム鷹栖さつき苑 波潟幸敏施設長による、「認知症介護実践リーダー研修の理解」と題して、チームにおける認知症ケアを推進する実践リーダーの役割と研修科目との関係性を踏まえての研修概要の把握。研修参加者の実践リーダーとしての自己課題をグループワーク等で確認し、この研修における学習目標を明確にするという講義でありました。
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 後半は、北広島メンタルクリニック 穴澤龍治院長による、「認知症の専門的理解」と題して、認知症の原因となる疾患別の中核症状と行動・心理症状(BPSD)、認知症治療薬や行動・心理症状(BPSD)に適応する薬物の主な作用と副作用、認知症の原因疾患毎の特徴を踏まえた上でのケアのポイントや留意点についての講義をいただきました。
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 グループワークを重ねるごとに緊張感が少しずつほぐれ、さすがはリーダー研修、話し合いの場面では意識の高さが感じられた初日となりました。38名全員が体調を崩さず修了証を手にできるよう頑張ってください。

広報委員 村山
 

第37回 老人福祉施設研究発表会 2日目 特別講演

 老人福祉施設研究発表会2日目は、「アサーション・トレーニング ~自分も相手も大事にするコミュニケーションの方法~」と題して、えな・カウンセリングルーム代表 IPI(総合的心理療法研究所)特別研究員の森川早苗氏を広島県からお迎えして講演していただきました。
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 アサーションとは、自分の欲求・気持ち・意見・価値観などを率直に、正直に、その場に適切(相手との関係性で変化)に表現することとされている。そして、それを適切に表現するためには、自分が言いたいことが明確になっている、伝えるためのスキルがあるということが必要となる。アサーション・トレーニングというのは、上手に伝えるためのスキルトレーニングと言われているが、自分が言いたいことは何かということも含めてステップバイステップで行っていくことである。本来は、ベーシックトレーニングでも2日間かかる内容であるため、今回はエッセンスを少し理解していただければと説明されていた。

1.今アサーションが必要とされている背景としては、
①多様性の時代を生き抜くために(当たり前だったものが時代と共に変化し、自分の常識は相手の非常識、それぞれの価値基準を確認しあう必要性)
②メンタルヘルス不全予防のため(精神的な健康は、個人よりも組織の問題としての捉え。助け助けられる関係性の構築)
③よりよい人間関係を作り、職場の活性化のために(忙しさによるコミュニケーション不足・不全、上下関係や力関係を抜きにして話し合える関係性の構築。パフォーマンス(問題解決の課題機能)とメンテナンス(フォローや労いなどのケア)のパワーバランス)
④事故の予防のために(相互コミュニケーションができないと事故が起こる、指示が伝わっているか確認しあう関係性)
⑤心身ともに健やかに人生を送るために(自分が気持ち良く働けないと虐待などストレスをぶつける傾向、ワークライフバランス=働くことと愛すること)
⑥燃え尽きないために(援助職は困っている人がいると自分が辛くても相手を優先する傾向、自分を大事にしながら他者を援助することが大事)。
特に援助職(医療教育福祉など)は、他者の話は聞くが自分のことは言えない傾向にあり、そのためアサーションの重要性が言われている。

2.アサーションとアサーションではない言動の違いとしては、
 ①自分のことを後回しにして、相手を優先する:ノン・アサーティブ
  例 上司は手伝って欲しくても、相手が忙しそうだから頼めず自分でやる
    部下は、上司から頼まれたら個人の用事があっても言わずに引き受ける
 ②自分を優先し、相手を軽視、無視する:攻撃的 
  例 上司は手伝って欲しいことは押し付ける
    部下は上司からの頼みを無理ですと断る 
 ③自分のことをまず考えるが、相手を十分考慮する:アサーティブ
  例 上司は部下に手伝って欲しいことの事情を説明しどうですか?と聞く
    部下は用事があるけどこの位なら大丈夫ですと答える
ノン・アサーティブな言動が続くと、鬱憤がたまり身体に影響したり、離職に繋がったり攻撃的な方向に変わる可能性がある。また、上司にはノン・アサーティブに対応していても、部下には攻撃的など関係性によって変化しやすく、その関係は弱いものへ向かいやすいため最終的には虐待などに繋がっていく。ノン・アサーティブな言動は、いい人だと思われたい、関係を壊したくないなど相手への配慮を考えすぎ自分がどうしたいかということがわからなくなるなどが要因とされている。
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3.アサーティブになる道
 ①自分を大事にする(利用者の権利は考えるが、自分の権利はあまり考えていない。自分を大事にしないとパワハラをされても気がつかない、気がつかない人は人にパワハラをしても気がつかない。人権という柱を持っている人は信頼される上司となる、「人権」という核をしっかり持つこと。)
 ②認知を変える(物の見方を変える。対人援助職の特徴的な「べき」は大事だが、他の人と同じではないということを念頭にまずは聞いてみる。違いを受け入れ歩みよると豊かになっていく。話を聴く、話をしあえる関係性をどう作れるかが重要)

最後に、人はみんな違う、違うことは間違えではない。自分も心地好く生きるということは、自分の思っていることを伝え、相手の思いも聴くことであると締めくくられた。

難しい内容の講演ではありましたが、森川先生は具体例を出しながら理解を深められるよう解説されており、参加者も隣の方と話し合いをしその意見を発表するなどあっという間の2時間の講演となりました。

広報委員 村山

第37回 老人福祉施設研究発表会 優秀発表者を報告します!

8月30日から開催された第37回老人福祉施設研究発表会の、各分科会ごとの優秀発表者の、表彰式の模様を報告します。
受賞者各審査員






 =第1分科会=

『デイサービスに必要な生活行為向上リハビリテーション』
鷹栖町デイサービスセンターはぴねす
理学療法士 大矢 敏之 様
講 評 : 北海道デイサービスセンター協議会 会長  西川 雅浩  様

はぴねす大矢氏2
デイサービスの中でICFの心身機能に対する訓練といった切り口ではなく、活動参加に視点を置いた生活行為向上のためのリハビリテーションとして、利用者と一緒にパークゴルフ場を作る作業活動を行った。
一見関係なさそうな中、パークゴルフ場の建設と入浴との共通項目を抽出し、リハビリメニューとして、これらの建設活動をADL改善に繋げるという取り組みは、デイサービスの他のメニューにおいても、どの様な日常生活の活動に繋がるかを考えて体系化できるかを示しており、今後はその効果の検証と結果について期待したい処である。


=第2分科会=


『ご利用者様の生活の質の改善 ~元気になった私が外出で得た事~』
特別養護老人ホーム 女満別ドリーム苑
介護リーダー 佐藤 元 様
講 評 : 北海道老人福祉施設協議会 副会長  波潟 幸敏 様

ドリーム苑佐藤氏2
施設に入居後も利用者に元気を取り戻して以前の様に暮らしたいといったニーズに向き合い、施設長を先頭に他職種が一丸となって自立支援介護を提供して一定の成果を上げた事に感服した。
特に秀でた点として、入居当初からかなり精度の高いケアプランを立案し、3か月ごとのPDCAサイクルを展開。8か月後には要介護度が5から3まで改善したスピード感。そして各領域に係るケアの理念や方向性を職員全員が共有一致された中、利用者中心の見事なケアが実践されているチーム力。そして主に施設で実践されている自立支援介護を、在宅の中重度化に備えるためノウハウや考え方をPR等広報活動で広めている点が将来性に優れている、以上の理由より満場一致で優秀賞としたところである。


=第3分科会=

『汚名返上!!~介護職員から始める個別排泄コントロール~』
特別養護老人ホーム かおる園
介護職員 仲村 悠希 様
講 評 : 北海道老人福祉施設協議会 副会長  加藤 敏彦 様

かおる園仲村氏2
“下剤ゼロ”を目指すという分かり易い目標を立て、水分や食事、下剤の使用料等を綿密な資料を基にプランを立案。介護士、看護師、栄養士、医者そして家族を交え、科学的根拠のもと3か月ごとのPDCAサイクルにより取り組んだ結果、どう変化し改善していったかについての内容を高く評価した。
今後の課題としては、現在も継続的に取り組んでいる処から、QOL向上の視点より、今回改善を目標に提供した例えば玄米が、その利用者にとってそれ自体の味や食感といった好き嫌いについて確認了解でき、またそれ以外のものも個々の嗜好にも考慮したものが提供できたかという点である。さらに状態の改善がみられた利用者が、今後どういったQOLを求められるのか、それにどう応えられたか、という所
                まで踏み込んでいく事も、ぜひ期待したい処である。

=第4分科会=

『最後まで特養で看取るということ ~苑内葬儀という選択肢~』
特別養護老人ホーム コスモス苑
生活相談員 新井 元規 様
講 評 : 北海道老人福祉施設協議会 研修委員長  川邊 弘美 様

コスモス苑新井氏2苑内葬儀は今後特養に求められていくものと思われるが、その声に応えて行こうという姿勢、本当に介護を超えて更にその先まで施設全体で取り組んている体制について、非常に分かり易くまとめられた発表内容で、審査員の評価も高かった。
当分科会では4つの看取り介護を発表された。うち札幌市が2施設あり、4年前と2年前から始めたとの事。札幌市は200万都市で病院も多い処から今まで看取り介護をあまり多くは聞かれなかったが、最近では苑内葬儀までやらねばならない処まで来ていると感じた処である。平成18年から看取りはあったが札幌市以外でもアンケート等を実施しニーズの把握と対応について取り組みが方々に広がっていっている事も今後に期待できる事と思われた。


= 閉  会  式 =

閉会のあいさつを、北海道老人福祉施設協議会 副会長 加藤 敏彦 様より頂きました。

加藤副会長2
今回の発表内容について、各分科会の審査委員からお話を伺った。結果表を見ると、どれも2位以下の差がほとんど1点差と僅差であり、内容としてはどれも遜色ないものであった。
また今回の講演の内容にも触れ、施設の中では利用者との関わりを、タイトな業務の中で見出すことが大変難しいが、例えば「これからお話ししましょう。」と考えるのではなく、何かを利用者と一緒に行う時に、時間と空間を共有している中でお話をする、といった視点を変えて考えていく事が有効かつ双方のコミュニケーションに繋がる事かと思われると述べられた。


今回は180名を超える方が参加頂けた。来年は全国老施協主催の研究発表大会が札幌市で開催される。全国から2,000人以上の方が北海道に来て発表される。ぜひみなさんも地元開催の有利を活かして、たくさんの発表を出して頂き、全道老施協のみなさんの力を全国に示して行きたいと思うので、各位協力をお願いし閉会のあいさつとされ、会場も大きな拍手で応えられてました。
今回参加されましたすべての皆さま方、本当に2日間お疲れさまでした。

広報委員のひとりごと

今年も2日間、大勢の方々が全道から集い開催された本研究発表会。毎年様々な切り口の取り組みを発表され、聞くだけで参考になることがたくさんあった。確かなことは、たとえ最初は主観的な仮説であったにせよ、それを客観的な視点で科学的に検証し実践することで、確実に効果を実感でき、周りへの説得力も高まる事である。どんどん進化する発表の内容に、期待と尊敬の念を抱いた。

 広報委員 谷 越



第37回老人福祉施設研究発表会~第3分科会~

第3分科会は、“ケアの向上の取組”をテーマに8施設の発表がありました。
第3分科会 会場

「飲酒に係る問題の解消を目指して!!
           ~自律を目指した自律支援の試み~」

養護老人ホーム長生園 
看護職員  五十田 雅子 様 介護職員  松橋 瑞恵 様


長生園施設内で飲酒に関わる問題の解決に向け、利用者視点に立ったアンケートの結果からニーズに応じ取組を利用者に提案して実践。その後の利用者の感想や取り組みの中から気付きを基に再度検証した結果、これまでの問題理由の本質を見い出す事ができ、問題解決に繋げた取組を発表。そしてその回答を基にスタッフの方が大事にしていきたいケアの指標と思いを確信し、今後に繋げていく発表内容を、テレビのニュース番組形式でお届けした内容でした。


「尊厳と褥瘡予防~自然な動きを導くケア~」
特別養護老人ホーム 月寒あさがおの郷 
介護福祉士 大浦 孝之 様


月寒あさがおの郷人間の自然な動きに合わせ、また引き出す効果のあるキネステティクを学び利用者への介助に掛け合わせる事で、利用者の自然な動きや自発的な動きが暮らしの中に出てきて、動けなかった方が動ける様になった方も。また褥瘡予防に繋げ、目に見える結果から職員のスキルや意欲の向上にも繋がった。その方の生活活動を取り戻し確立できた“自律”と“尊厳”を守る事を目標としたケアの実践内容でした。


「くらしにつながる多職種連携の実践で気付いた事」
特別養護老人ホーム 芦別慈恵園 
リーダーケアワーカー  宮崎 広太 様

芦別慈恵園認知症を持ち、骨折をきっかけに日常活動が減少し、さらに食事も中々進まない利用者に対して、施設長を初めとした様々な専門職が、それぞれの分野ができる必要なサポートを委員会やチームを組んで検討・実践を重ね、その方の食生活や日常生活の活性化に繋げたチームケアの取組みを発表されました。
“他職種で考えるから、変えられる”“情報の共有は感情の共有に繋がる”


「評価スケールを取入れた、褥瘡予防委員会の取組」
特別養護老人ホーム厚田みよし園 
施設長 畑中 正彦 様


厚田みよし園個々の状態に合わせた利用者の効果的な褥瘡予防や治療支援方法の取組みについて、具体的な取り組みを4種の段階的に分け、利用者個々の各種必要と思われるデータを収集ツールや評価表等を用いて集めたものを根拠に、予防や治療に適したツールを用いて、医師等の指導の下、科学的アプローチの実践を念頭に、ケアを進めてきた。その中で得た内容の発表でした。


「学習療法を選んで10年の挑戦~想いを何に乗せて届けるか~」
介護老人福祉施設シンフォニー 
介護係長 石川 明弘 様

シンフォニー開設から徐々に大きくなっていったケアや職員のチームケアに係る課題に対し、“学習療法”に出会い、それを学び利用者のケアに取り組んで実践した。結果、これまで抱えていた利用者のQOLのみならず、施設の風土や携わる職員のも大きく変化がみられた。何事にもあきらめず挑戦することの大切さを旨に実施してきた10年間の成果と思いについての発表でした。北海道マラソン完走、お疲れ様でした。


「汚名返上!! ~介護職員から始める排泄コントロール~」
特別養護老人ホームかおる園 
介護主任 木村 亮太 様 介護職員 仲村 悠希 様 

かおる園施設内で当該ユニットの“下剤使用率No1を返上しよう!”と利用者の便秘改善を目標に、自然食品を通じた下剤外しを取り組んだ。個々の便秘の症状から“陰性便秘”と“陽性便秘”、“腹部膨満”など類型化し、日々の観察経過記録や情報を基に、それぞれ適したケアをPDCAサイクルを繰り返し実施した。結果、個々の改善状況は大小差はあるが一定の成果がみられた、その経過と今後の課題について発表されました。


「マッサージが利用者の心身に及ぼす影響について」
特別養護老人ホーム北竜町永楽園 
介護職員・リラクプロジェクト 杉本 佳奈 氏
介護職員 渡邉 詔 様 看護師 吉田 康記 様

北竜町永楽園認知症状より、不安や昼夜逆転などが生じ、QOLが低下している利用者へ、“タッチケア”を提供した取り組みを発表。“タクティールケア”等といった技法より容易に習得ができ、当園すべての介護職員が習得。一人10分程度の心地よいオイルマッサージを提供し続けた事で、浮腫や疼痛の軽減や不眠・不安の解消にも繋がり、日中の生活にも意欲的で前向きな暮らしぶりになっていった。開始前後合計20か月の
モニタリング期間の結果をT検定で評価しその有意性も説明。職員の意欲向上や利用者QOL向上につなげた内容の発表でした。


「健康管理を多職種協働で取り組んで ~お年寄りも職員もハッピー~」
特別養護老人ホーム ぬくもりの家えん 
課長補佐 森 ひろみ 様 主任介護職員 室橋 綾乃 様


ぬくもりの家えん平成21年度に開設した当時は年間定員の半数ほど入院者があったが、平成27年1月から305日間入院者ゼロを達成、その後も利用者の特変サインをいち早く読み取り、速やかな対応を行ってきたことで、現在も入院者を殆ど出すことなく、利用者個々の暮らしに潤いをもたらせている。総合記録シートや認知症カンファレンススートの活用やダブルチェック、多職種連携と会議の持ち方等、実践しているトータルケアの内容と。現在の状況を生み出した理由について発表されました。


皆さんの発表内容が、大変参考になる内容で、現場のケアが年々進んできていると実感できる内容ばかりでした。本日発表頂きました8施設の皆さま、本当にお疲れさまでした。

    広報委員 谷  越






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