「テレビが聞けるラジオ」贈呈式
【再案内】全国老施協主催 平成29年度「養護老人ホーム職種別研修会」開催のご案内
受付の締切を延長させていただいておりました!
開催は2月9日(金)となっております。
道内会員施設かるな和順の寺井孝典事務長が養護部会の委員として司会を担当されます
養護老人ホームの職員のみなさま、お申込みをお待ちしております
広報委員 市川
お申込み
全国老施協のHP
平成29年度老人福祉施設長研究セミナー 開催
道老施協主催の施設長研究セミナーが、ホテルポールスター(札幌市)で本日開催されています。全道各地から230名を超える施設長等の管理者が参加しました。
セミナーでは、目前に迫った介護保険報酬改定の最新情報を中心に、制度動向やモデル事業の地域人材活用の実践報告が行われています。
●中央情勢報告「現場の声が制度をつくる」
公益社団法人全国老人福祉施設協議会理事・統括幹事
北海道老人福祉施設協議会会長
講師 瀬戸 正嗣 氏
6年振りのプラス改訂となった介護報酬改定に全国老施協が行ったアプローチについての詳細と、報酬改定の速報として、介護老人福祉施設と在宅関連サービスの報酬単価のポイントなどの解説がありました。
●実践報告「地域人材を活用した労働環境改善促進事業」
報告者 モデル事業実施3事業所
特別養護老人ホーム月寒あさがおの郷 施設長 一柳 規雄 氏
特別養護老人ホームぬくもりの郷 施設長 笹岡 新二 氏
北海道リハビリテーションセンター特養部 施設長代理 清水 隆広 氏
北海道補助事業として行われた、介護職員の労働環境改善と地域人材活用を目的とする当該事業の実践報告。いずれの事業所においても介護職の業務負担軽減や、福祉への意識が高い地域住民(主にシニア)が介護のアシスタントを担うことが出来ていました。費用や育成、有償ボランティアとの違いなど様々な課題もありましたが、総じて評価の高い報告でした。
●行政説明「平成30年度介護報酬改定に向けて」
厚生労働省老健局高齢者支援課長
説明者 武井 佐代里 氏
経営実態調査等の介護報酬改定の検討におけるプロセスと、介護老人福祉施設を中心に新しく新設・変更された加算等について詳細な説明があった。配置医や看取り、機能訓練など医療専門職関連の加算が特徴的でした。
●講義「平成30年度介護報酬改定と介護の質評価に関する考察」
~10年後も地域で勝ち残るための、次の一手がわかる!~
東洋大学生活支援学科准教授
講師:高野 龍昭 氏
国が推し進める地域包括ケアシステムの構築における事業所の地域戦略と、超高齢社会に向けた地域づくりの視点についての講演。制度動向を考えると、先送りになったアウトカム評価や要介護2以下の軽介護者の地域総合支援移行など、積み残された課題への意識も重要な将来展望の要素となるのではないかと助言があった。
広報委員のひとりごと…
介護報酬のプラス改定に、ひとまずほっとしました。医療やリハビリとの連携も大切、自立も勿論大事なのですが、アウトカムで測れないQOLや幸福度も介護の専門性です。介護を提供する側も、受ける側も“お互いが笑顔”になれるサービスと地域をつくっていくこと、これもひとつの共生社会の姿なのではないでしょうか。
広報委員 市川
【案内】全国老施協主催 平成29年度「養護老人ホーム職種別研修会」開催のご案内
全国老施協では、平成30年2月9日(金)標記研修会を開催いたします。
詳細は、全国老施協のHPをご確認ください。
平成29年度 道北ブロック老施協 施設長研修会が開催されました!
最初に、『これからの介護施策と求められる社会福祉法人の意義 ~2025年以降を見据えて~』と題し、淑徳大学 結城 康博 教授より講演を頂いた。
今後、社会福祉法人でも株式会社等との競争の中、10年先以降も地域で望まれる、役割を担える施設として生き残るため、どの様な視点で考え実践していくべきかを、以下のテーマに基づき説明。
1 社会福祉法人でも潰れる可能性があるという危機意識
2 社会福祉法人の地域貢献の視点。地域や家族とのつながりが深まる ことでの効果。「虐待防止の強化」と「自分たちの介護の質を高めるツ ール」について。
3 社会福祉法人の強み。それは、しっかりした職員の研修計画を立て実 践できる事。
4 社会福祉法人の弱点。自施設のコマーシャル力が低い事。
地域との交流や家族が頻繁に来る仕組みづくり等から、地域へ自施設の
コマーシャルへと結びつけるか。
5 その地域の今後30年までの人口構造を調べ、将来その地域はどう変わ り施設の役割とすべき事を考える。活力ある施設経営者の責任として。
6 待機者の情報を的確に捉えているか。また地域の第1次から第3次まで
の対象者から必要なニーズが見えているか。またすべき何かに気付け
るか。
7 人手不足の問題。外国人労働者の受け入れだけでは抜本的解決にはな
らない。EPAや技能実習受け入れの注意点や課題など。
8 高齢者雇用者が将来の利用者かも。また「ダブルケア」について。
9 増加する保証人等のいない方の受け入れと今後の課題について。
10 福祉学科の定員割れ。さらに優秀な学生が一流企業に!福祉業界に
若者を引き入れる対策について。
11 介護保険のユーザーの「介活」とは。受ける側も持つべきマナーとは。
最後に結城教授から、厳しい時代ではあるが、やはり福祉サービスの担い手は社会福祉法人であってほしい。とエールを送り、会場も拍手で応えていた。
後半は、「医療・介護・障碍同時改定と今後の動向」と題し、北海道老人福祉施設協議会 会長 瀬戸 正嗣さまより講演を頂いた。
2018年度の同時改正について、主に特養およびショート、デイ、訪問介護等を中心に、現時点で分かっている改定の内容や方向性について説明され、参加者も熱心にメモを取られていた。
結城 康博 教授の書籍を紹介します。
介護保険制度スタート時に唱われた「施設介護から在宅介護へ」「行政主導から利用者本位へ」はどこまで実現したのか? 「施設志向」が増している現実は何 を語るのか。制度の利用方法から現状の課題、人材不足の背景、財源問題まで。きめ細やかな現地 調査に基づき現場を踏まえた政策提言をも行う。このテーマのすべてが分かる基本の一冊。
「在宅介護ー「自分で選ぶ」視点から」
広報委員 谷越