北海道老人福祉施設協議会広報委員会のブログ

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平成28年度 北海道老人福祉施設協議会 軽費老人ホーム・ケアハウス研修会

平成28年9月8日~9日と2日間にわたり開催されました、
平成28年度 北海道老人施設協議会 軽費老人ホーム・ケアハウス研修会
について、ご報告いたします。

主催者である、北海道老人福祉施設協議会
副会長 津田 利幸 様
軽費ケアハウス①

軽費老人ホーム・ケアハウス合同検討委員会
委員長 川畠 教孝 様
軽費ケアハウス②

各位より挨拶を頂き、開会。

1日目は
北海道保健福祉部高齢者支援局高齢者保健福祉課
高齢者計画推進グループ主幹 岡本 敏博 様より、
軽費ケアハウス③

軽費老人ホーム・ケアハウスの現状と北海道の展望』について、ご説明頂きました。

H28.4月現在、北海道では123施設(定員6,088人)が設置されている。圏域ごとの整備状況としては、定員数において札幌市を含む札幌圏域が1,850人で最多となっているが、65歳以上人口に対する整備率でみると、苫小牧市を含む東胆振圏域、次いで深川市を含む北空知圏域で整備が進んでいる状況である。

軽費老人ホーム・ケアハウスの抱える主な課題は、
入居者の要介護度の重度化』、『多様な支援ニーズを抱えた入居者の増加』、『低所得層の入居者の増加』である。『入居者の要介護度の重度化』への対応の1つとして、特定施設化があげられ、北海道はすでに特定施設化が進んでおり、北海道内にあるケアハウスの約4割が特定施設の指定を受けている。これは、全国平均を上回る数字である。その他の課題に対しても、社会福祉士や精神保健福祉士など専門資格を持つ職員の確保やソーシャルワークスキルの向上、介護ニーズに対する職員の確保や低額なサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームとの差別化、が対策として今、すすめられている状況である。

また、これからの軽費老人ホームのあり方として、
従来の低所得高齢者への支援を主要な役割とし、可能な範囲で要介護高齢者への支援を行い、社会的援護を要する高齢者への支援を、地域のニーズに合わせて実践することで、社会福祉サービス付きの住まいとして地域住民から選ばれる施設になることが求められているとの報告でした。

続いては、グループワーク
北海道老人福祉施設協議会 軽費老人ホーム・ケアハウス合同検討委員会委員の皆様方による進行のもと、事前に参加者の皆さま方より提出された、希望テーマに沿った討議が行われました。

軽費ケアハウス⑥軽費ケアハウス⑤

ここでは軽費老人ホームやケアハウスで働く参加者の皆様方が、
日頃、現場で抱える課題や疑問、実際の対応事例をふまえながら、闊達な意見交換の場となりました。

軽費ケアハウス④軽費ケアハウス⑩

研修2日目

この日は、officeエトス代表 一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントシニアファシリテーター 岡本 真なみ 様を講師に招き、
軽費ケアハウス⑦
職場で生かす怒りのコントロール術~アンガーマネジメント~』についてご講演頂きました。

アンガーマネジメントとは、
”怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようになること”であり、
その方法として、怒りの感情を理解し、私たちを怒らせる正体は何かを知り、自分の怒りの傾向を把握することで、後悔しない怒り方を実践するため、演習を交え講演頂きました。

軽費ケアハウス⑨

怒りとは、感情表現の一つであり、人間としてなくす事の出来ない感情の一つ。アンガーマネジメントとは、怒らないようにする事が目的ではなく、コミュニケーションを図るうえで、本気さや熱意を相手に伝える手段である良い効果と、かえって、意図を伝わりにくくしてしまう悪い効果を理解し、怒りの感情を有効に活用する方法である。

アンガーマネジメントの目的は、『怒らなくすること』であるとのイメージを持つ方も多いが、怒りの感情をコントロールし上手に使うことができれば、感情をこめて自分の気持ちを相手に伝える事ができ、より密度の高いコミュニケーションが行えるようになることである、と学ぶ講演となった。

~広報委員のひとりごと~
私たちは、日々、ご利用者、ご家族、その他様々な方とのコミュニケーション場面が多くあります。相手の気持ちを良く理解し、自分の感情を上手に表現することは、より良いケア・サービス提供に必要な事であり、ご利用者の生活の質の向上につながっていくものであると感じました。また、職場においても、良好な人間関係を築き上げるために、今回の講演にて学んだ『3つの暗号』を心に留め、日々精進してまいりたいと思います‥。

広報委員 三田

2016北海道ブロックカントリーミーティング のご案内

カントリーミーティングを開催します。

カントリー(ブログ用)
詳細は、北海道老施協HPの研修案内に開催要綱のデータを貼り付けてありますので、ご確認ください。

沢山のお申込み、お待ちしております。(北海道老施協 事務局)




【お知らせ】日中おむつゼロ報告会

昨年度、日中おむつゼロを達成した新十津川町のかおる園が芦別市の芦別慈恵園と合同で達成報告会を開催することとなり、案内がありましたのでお知らせします。

スライド1スライド2


介護力向上講習会の主任講師、竹内孝仁先生(国際医療福祉大学大学院 教授)の講演も予定されていますので、参加ご希望の方はかおる園までお申込みください。

(北海道老施協事務局)


第36回 老人福祉施設研究発表会 2日目 =特別講演=

第36回 研究発表会の2日目。この日特別講演として、㈱CREATIVE  OFFICE CUE 代表取締役 鈴井 亜由美 様を講師にお招きし、講演がなされた。
講演のテーマは「北海道の魅力を再認識し、新たに創造するチカラ ~ ここに生きるヒトが教えてくれた地域の可能性 ~」

IMG_9874氏は、「水曜どうでしょう」「 あぐり王国 北海道NEXT 」等々で活躍する、大泉 洋 氏らTEAM NACS等、個性派俳優を数多く抱え、全国に活動の場を広げている。食、観光、地域産品等北海道の様々な魅力を全国に伝えたいという思いから、映画「しあわせのパン」(2012年)「ぶどうのなみだ」(2014年)を企画し、観るものに多くの感動やメッセージを与える映画を世に出すなど、マルチな才能の持つプロモーターでありプロデューサー、かつ実業家である。

しかし幼少の頃は、大変内向的だったと話す鈴井氏。それが、母親との関わりの中で少しずつ変化し、高校ではガールズバンド、そして短大では鈴井 貴之氏が座長を務める劇団に入り、活動を開始。将来への不安・課題と直面した事、更には様々な人間模様等を通じて得た経験と、現在の「 CREATIVE   OFFICE  CUE 」の創業に至るまでの経緯やエピソードを紹介された。

また、最初は前途多難であった会社が、単なる“つなぎ番組”として製作した、今や全国的人気番組に変貌した「水曜どうでしょう」の、“仕掛け”“思惑” 等その製作秘話を紹介。
更に番組「あぐり王国北海道Next」では、「北海道は自然や食材、更にはそれを大地から生み出す生産者が側にいる、素晴らしい環境である。その素晴らしさを、特にこれからの時代を担う子供たちに、その成長過程で、体験を通じて伝えて行きたい」といった氏の思いを深く番組に込め、製作や放送時間などにも様々な“仕掛け”が施されている。それが今や海外でも放送され、その様々な功績により今年4月に、「日本マーケティング大賞 地域賞」を受賞された。
IMG_9881そして映画製作についても、そのロケ地における歴史や文化・伝統、そしてそこでの暮らしについて、住民の方々との関わりの中で学び、一緒に作り上げていくといった“地域密着型”のスタイルで製作を進めたこと。
併せて、その過程の中で経験した、映画製作を通じて地域と地域がつながり、一つの輪が出来上がっていった事の感動」に係るエピソード等を紹介。
その他、北海道の素晴らしい“食”に関る仕事も多い中、人、モノ、自然等に対する氏の思いと、仕事の取り組みの中で得た様々な経験や感動を得た人との関わりについてのお話しなども多数紹介された。

これまでの話から、氏が仕事で関わった人やその地域が、次への新たな繋がりを見つけ、自立できるための
“きっかけ”づくりを提供してきた事を紹介する他、氏の仕事に対する使命と今後について熱く語られた。

講演の最後に、氏の母親の介護のエピソードを紹介。
「私ももっと年を重ねてくると、“人は一人で暮らしていけない”といった気持ちが段々強くなっていくのだろうと感じます。そして介護が必要となった時に、人は介護者を心の拠り所として求めてきます。
しかし、皆さんの仕事はとても大変です。だから時には、介護者の思いが相手に伝わらず、皆さんは“辛い”とか“なんで?!”といった気持ちに、駆られるかもしれません。
でも....お年寄りは、いつも皆さんを求めています。そしてその家族も、親が笑顔を見せた時は一緒に嬉しくなり、心も幸せになるんです。
皆さんも、お年寄りが笑顔でハッピーに過ごしてもらえ、その中で“良かったなぁ”と思える様な、楽しみを見つけてもらえれば、私たち家族も嬉しいです。」とメッセージを送られ、会場も熱く応えていた。 

=広報委員のひとりごと


 今回鈴井氏のお話しを聞いていると、いつもその先には
“ヒトの笑顔”が見えてくる。氏が手掛ける様々なコンテンツに、触れる方々は五感が刺激され、その人の笑顔を生み出している事から、言わば“笑顔P”(プロモーター、プロデューサー)というべきだろうか。
人は笑顔でいるとNK細胞が活発になり、寿命が延びると言われている。
“ 笑顔 で 長生き ”   誰もが望む、“ いき方 ”である。  


※今回の講演内容や、CREATIVE OFFICE CUEについて、より詳しく知りたいと思う方。とっておきの一冊を紹介します。

“  CUEのキセキ クリエイティブ オフィス キューの20年  ”
 
著 者 クリエイティブ オフィス キュー
発行所 ㈱メディアファクトリー
定 価 1,400円(税別)

オフィスキューが歩んだ、20年(2012年現在)の歩みやキセキのエピソードが、ぎゅっと詰まった一冊です。 

OFFICE CUE ONLINE SHOP  「CUEPRO(キュープロ)」   
http://www.cue-products.com


CUEのキセキ


 広報委員 谷越 

台風10号被災報告 ~南富良野 特養 一味園 より~ 最終章

③よりつづき。

・復旧に向けて  ~ 最終章 ~

                      
<9月2日(支援3日目)>
1   週末のボランティア受け入れに関して、回答を頂く。
 1) 9月3日に、旭川福祉専門学校より学生45名と教員7名の、合計52名  
    のボランティアが来る回答があり。
 2) 上川管内老施協 各施設より支援ボラの派遣ありと。9月3日が60名、
    9月4日が25名。 清掃等に必要なウェス(大・小)や各備品の持参もお願
       いした。

  2 午前中より、昨日受入れ先が決まった避難先施設に、残りの利用者39名の移送を、4施設の車輛と職員で実施した。
(受入れ先施設名)BlogPaint
北の峯ハイツ、養護 富良野市寿光園、
GHほがらか、老健 ふらの、スマイルふらの関係施設、 ふくしあ、美瑛慈光会施設、上富良野ラベンダーハイツ、中富良野 こぶし園、東神楽町アゼリアハイツ、
さらさ富良野、上富良野 GHホープ、
GHふれあいふらの、富良野協会病院。

 また、昨日確認した支援物資の調達の他、災害救援車として福祉車両を1台、美瑛慈光会から貸出し。館内設備に関する修理業者や車輛関係に関して、伊藤園長と協働で手配し、厨房を初め少しづつ機能が復旧し始めてきた。

3 消毒および清掃に関する備品が揃い、一味園スタッフと北の峯スタッフ、
    および当日来園頂いた有志ボラと本格的な清掃作業を実施。
一味園居室   泥取り清掃中一味園玄関ホール清掃居室泥取り後、備品汚れふき取り
一味園廊下   泥取り後
 汚泥に覆われていた館内が、徐々に戻っていった。

4 支援金の要請について。
   道北ブロック老施協会員80施設に対し、緊急支援物資の資金並びに被災
     した職員等への見舞金のため、支援金の呼びかけを行った。

<9月3日(支援4日目)>
 午前10時、旭川福祉専門学校 52名、上川管内を中心に老施協関係 60名、その他、病院・医療外郭団体、個人ボラなど、合計120名が参集。
BlogPaint旭川福専ボラ終了式29月3日 廊下水蕗3回塩素で消毒後、からぶき仕上げ 特養とデイの館内・設備・備品の清掃消毒作業、また支援物資の移動・搬送等を実施した。
その他、施設周囲の汚泥や流木等の除去作業を実施。今日1日で、かなりの作業が終了した。
また、北海道社会福祉協議会 忍関部長が現地入り。今後の支援内容等について相談協議をした後、支援活動にも参加された。

<9月4日(支援5日目)>
 午前10時、管内施設32名の他、遠方から介護施設や障がい者施設、NPOやボラ外郭団体並びに個人ボラが来園され、合計63名のボランティアが集合した。
ボラ終了     菊地副会長あいさつ 昨日に続き、館内清掃消毒等および施設周辺の汚泥除去作業を実施。
 本日で概ね全体作業の大半が終了した。

 

<9月5日(支援6日目)>

 午後2時、道北ブロック 杉野会長、上川管内 菊地・谷越 両副会長、美瑛慈光園、北の峯ハイツ(富良野あさひ郷)、並びに上川総合振興局より4名が一味園に集まり、現時点までの復旧確認と、老施協の今後の支援についての会議を開催。
 杉野会長と伊藤園長より、これまでの経過概要を報告後、伊藤園長と北の峯ハイツ福永施設長より現状等について、確認と報告を実施。施設機能もボイラーと車両以外、ほぼ機能を回復。当面の必要物資も十分あり、館内の清掃消毒もほぼ終了したと。その後の協議にて、老施協が一味園に赴き直接的な支援作業は一旦終了する事となり、今後何か必要な事があれば都度支援を行う事となった。

<現在の一味園について(9月14日 現在)>
1 心配されていたボイラーも1基は稼働中。2基目および配電盤も9月16日に
 修理完了予定
2 福祉車両について。法人内の障がい者施設より、乗用車を1台譲渡。
 また愛別 いこいの里「あい」より、冬季前まで1台無償貸与された。
 また美瑛慈光園で調査した福祉車両の中古車を1台購入し、9月16日納車
 予定。
 老施協支援分として現在リースしている福祉車両は、同日引き下げる。
 11月以降、福祉車両が不足するため、軽自動車の福祉車両(中古)購入を
 現在検討している。
3 避難先の施設に毎日一味園看護師が順次訪問し、利用者の健康状態を
 受け入れ先スタッフと確認し合い、健康管理をしている。
 現在の処、被災による入院者はいなく、落ち着いているとのこと。利用者の
 家族にも状況を報告し、安心されている。
4 着の身着のままで受け入れ施設に避難したため、利用者が最低限必要な
 物品(衣類他)がない状況だった。受入れ後、各施設と一味園スタッフが協
 力し、個々の対応を実施している。  
5 一味園も復旧作業が落ち着いてきたこともあり、男性スタッフは同法人の障
 がい者施設(隣接)に応援に行っている。
6 現場スタッフも交代で休養を取る事ができ、9月14日 午後より順次、利用者
 を一味園に戻られている。以後9月末迄には、避難している全ての利用者が
 一味園に戻られる予定。
 
<最後に....>
 台風10号により甚大な被害に見舞われ、一時は全ての機能を失った一味園。しかし職員の思いとたゆまない努力と行動、そして老施協の組織力と行動力と共に、多くの仲間たちの暖かい支援を、被災後まもなく受けることができた事もあって、速やかに利用者の安全を確保でき、そして被災後割と早い期間で、施設の機能がおおむね回復を迎える事ができた。そして周囲の予想より早く、利用者が一味園に戻る事ができそうな状況になった処である。

 しかし、一味園が受けた台風による被災の爪痕は、まだすべて解決した訳ではない。今回、一味園が受けた被災額は数千万円に上ると予想され、今後の法人運営に大きな課題となっている。
 また、私たちも今回の自然災害を通じ、これまで抱いていた自然災害への考え方を改め、自分たちの施設の環境がどうなのか今一度再確認し、災害予防と対策に努めなければならない事を教えられた。


 報告者 北海道老人福祉協議会 広報委員会
  

 

 
 
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